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2020年2月23日 (日)

「歴史の愉しみ方」① 映画「武士の家計簿」を見始めました

  

今日は令和2年2月23日。

  

また次の本の引用をしたいと思います。

最近のブログ記事は、

本の引用ばかりと言われちゃいますね。

最近はよく本を読みます。

ほとんど図書館から借りる本です。

いいなと思った文章を、ここに書き留めておかないと、

そのいい文章に一生出合わないかと思ったら、

止められません。

  

でも「パラアスリート」のように、

記事が15本にもなってしまうと、

時間がかかってしまいます。

それだったらもっと読書すべきかなとも思います。

  

絞って絞って引用しようと思います。

できるかな?

  

今度読んだのはこの本。

歴史の愉しみ方 忍者・合戦・幕末史に学ぶ

(磯田道史著/中公新書)

ハマコウさんに教えてもらって読むことにした本です。

※参考:いま ここ 浜松  江戸時代の「津波避難タワー」 磯田道史(『歴史の愉しみ方』中公新書 2012年より)

  

引用します。

  

昨今の歴史小説には、物足りないところを感じている。

というのも、やはり小説は小説、漫画は漫画なのであって、本

物の歴史とは違う。歴史物の作品がたくさん書かれて、世の中

の歴史知識は明らかにふえているのだけれども、どうも実体験

に基づかない架空の物語がふえていて、わたしが知りたいと思

っている「本物の歴史像」から離れていってしまっている感が

ある。

(ip)

  

生の古文書や漢文体の資料を読んで、

それに基づいた物語ではないということです。

 

誰かがすでに書いて活字になった本をもとに想像をふくらませ

て」歴史を書くようになってしまっている。これでは現物・現

場・実体験の歴史から離れていってしまうのはあたりまえであ

ろう。

わたしが知りたいのは「歴史のほんとう」である。歴史のほん

とうが、隠されていれば隠されているほど、探り出すことに興

味を感じる。

(iip)

  

磯田さんのような人だと、想像をふくらませただけの小説では

物足りないんだ。なるほど。

 

歴史には出会いがある。かつて、私は『武士の家計簿』(新潮

新書)という本を書いた。古本屋で、猪山(いのやま)という

加賀藩士がつけた家計簿をみつけ、幕末から明治の武士家族の

生き方を描いた。そしたらもう亡くなってしまった森田芳光さ

んが映画に撮ってくれた。

(28p)

  

映画「武士の家計簿」を録画したことがあるぞと思って調べたら、

何と3回も録画していました。

2010年の映画です。

今回、この本を読んだのを出会いと考えて、

映画を見始めました。

  

坂本龍馬がすごいと思われているのはいわゆる「船中八策」や

「新政府綱領八策」で二院制議会や陸海軍局の設置など新国家

のデザインを描いたとされるからだ。実は龍馬のこれらの構想

はすべて横井(小楠)の受け売り。本当にすごいのは横井であ

ろう。

勝海舟は「おれは今までに天下で恐ろしいものを二人見た。そ

れは横井小楠と西郷南洲とだ」といっている(『氷川清話』)。

横井はわずかな情報から国の行くべき道を洞察する天才。

(40p)

  

「わずかな情報」から洞察する力はあこがれます。

  

   

つづく

 

  

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