「君が地球を守る必要は・・・」⑤ 僕たちが守らなければならない自然とは?
今日は令和2年2月2日。
前々記事の続きで、
「君が地球を守る必要はありません」
(武田邦彦著/河出書房新社)より
引用していきます。
日本に昔から棲んでいたオオカミはすでに絶滅してしまった。
まだクマやシカはすこしいるけれど、だんだん数を減らしてい
る。タヌキ、リス、イノシシなどのように身の回りにいた動物
もあまり見かけなくなってきた。
でも、このような「田舎や森に棲んでいる動物」とは違い、都
会にも少し前まではよく見かけた、スズメ、ツバメ、テントウ
ムシ、ハエ、蚊、アブ、ガ、チョウなどもほとんどその姿を見
ることが出来なくなった。動物と言えば、犬や猫のような家に
一緒に住む動物しかいなくなった。あまり目立たないけれど、
舗装され、田畑も徹底的に管理されてきたので、ミミズ、ヒル、
ザリガニ、メダカなども姿を消した。確かに、ハエがいると食
品中毒になるし、蚊がいると刺されてかゆい。でも、本当に都
会に住んで、小さな動物すら見なくなった社会はまともなのだ
ろうか?
(中略)
僕たちが守らなければならない自然とは「人間にとって害虫に
なったり、醜いものは絶滅させ、可愛い動物だけをどこかに囲
い込んで管理する」ということなのだろうか?
(168~169p)
この本が発刊されたのは10年前のことです。
少し事情が変わっているなと思ったのは、
クマは、猟師が減ってきたために
頭数を増やしているようだということ。
そしてヒル。ヒルは今までにいなかった山にも
出没するようになってきました。増えています。
そしてもうひとつ。
ミミズ。
先日、庭で草取りをしていたら、長くて太いミミズと遭遇しました。
定規は15cm。ミミズの体長は30cmには届かないと思いますが、
25cmは超えていると思います。
久々に見ましたね、これだけ大きなミミズ。
しばらく見とれ、そしてカメラを持ってきて撮りました。
今も庭のどこか地中で活動しているんだろうな。
つづく
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