大台ケ原山森林鉄道その2/100年前に橋があった場所
今日は令和元年11月4日。
昨日の投稿に引き続き、
10月25日放映の「金とく 中部ネイチャーシリーズ
大台ケ原山 幻の森林鉄道を探せ」より。
橋本さんに案内されて、小林さんが向かったのは、
大正時代に造られた森林鉄道です。
大台ケ原山の山頂近くまで走っていたそうです。
場所は山頂から100m程の標高差がある場所です。
そこでこのようなものを発見。☟
車輪の直径は30cmほど。
現在の鉄道のものと比べると、ずいぶん小さいものです。
この鉄道が造られたのは、大正6年。
三重県四日市にあった製紙会社のものでした。
紙の原料になるパルプ材としてヒノキやトウヒなどを
切り出していました。
トウヒについてはよくわからず、調べてみました。
Wikipediaによると、「トウヒ」は「唐檜」と書くが、
ヒノキ属ではなくマツ属に含まれるそうです。
見た目がヒノキに似ていたため、材木業界でこの呼び名が普及したそうです。
橋本さんと小林さんは、鉄道が敷かれていたであろう場所を
歩いていました。
☝ 斜面をこのように平らに削って、鉄道を敷いたのです。
歩いているうちに沢が流れている場所があり、その付近には
石が積んでありました。
これは、ここに橋がかけられていた証拠であり、
石は橋の基礎だったのです。
橋はこのように造られていたと思われます。
100年前のことです。
つづく
コメント