「がんになって良かった」その3/SNSでつながった知らないだれかに励まされて移植手術を受ける
今日は令和元年9月20日。
前投稿に引き続き、9月16日に放映された
「ひとモノガタリ ”がんになって良かった”と
言いたい ~京大生のSNS闘病記~」の
読み物化をしていきます。
〇4月から始めた山口雄也さんの取材。
5月下旬に山口さんは深刻な事態となる。
白血病のためにすでに昨年骨髄移植を行っているが、
白血病の再発の可能性が出てきたのである。
再発したら、治すすべはない。
山口さん、父親、母親が主治医から説明を受ける。
再発を防ぐ唯一の治療法「造血幹細胞移植」を行うかどうか。
これは「ハプロ移植」?であり、副作用が長期にわたるものである。
〇説明を受けた翌日、山口さんは同意書にサインをする。
ブログに次のように記した。
山口:移植を選択しなければ、来夏には死んでいるのだ、きっと。
しかし、移植を選択したとしても、生き延びる保証は
どこにもない。
それでも僕は「がんになって良かった」と
言い続けられるのだろうか。
〇不安にかられる山口さん。どのような副作用にみまわれるのか。
副作用として死につながる可能性もあるのだ。
〇山口さんのSNSに大きな変化が起こる。
多くの人からの応援のメッセージであふれたのである。
きっかけは、池江璃花子選手のSNSに
山口さんが送ったメッセージ。☟
〇移植に臨む不安を少しでもだれかと共有したい一心の
メッセージであった。
〇この山口さんのメッセージを見た人たちから、
山口さんのもとにたくさんの応援のツィートが来た。
手術当日の朝までツィートは続いた。
山口:ぜんぜん想像してなかったです・
どこにいるか 男か女か
何歳なのか分からないですけど、
言葉一つで、心がスッて
感情が変えられるもの
それが各方面から飛んでくるわけですよ。
すごいいいなと思って。
〇SNSでつながった知らないだれかに励まされて、
山口さんは移植手術を受けた。山口さんはブログにこう記した。☟
〇山口さんは大学院入学試験に向けた勉強をスタートさせる。
試験のために外出できるかどうかもわからないけど、
あきらめていなかった。ブログにこう記した。
山口:未来のために生きるのではなく、今を生きる。
やはりここに、応援と共感の言葉に素直に喜ぶ山口さんがいます。
青田さんもそうでした。
若者の素直な反応がいいなと思います。
年取ると、きっといろいろなしがらみがあって、
素直じゃなくなる可能性あり。
応援されたって・・・・共感してもらっても・・・・・なんて、
ひねくれるかも。
この番組を見て、応援と共感の言葉は大事なんだ。
その言葉は相手を支え、そして自分も支え、支え合うことができると
思うようになりました。
山口さんの言葉。
「がんになって良かった」
「未来のために生きるのではなく、今を生きる」
この言葉をよく理解している人が、次に番組に登場しました。
次の記事で書きます。
つづく
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