「健康診断 戦艦大和」その6/対空砲で作った弾幕が、乗組員を襲う
今日は令和元年9月12日。
前記事に引き続き、8月22日放映の
「偉人たちの健康診断 戦艦大和 男たちの“健康”」
の読み物化をしていきます。
いよいよラスト。
〇レイテ沖海戦に、大和は 姉妹艦 武蔵と共に挑んだ。
〇この戦いで、連合艦隊は、米軍の戦闘機 およそ1000機による
大規模な攻撃を受けた。
〇敵戦闘機の容赦ない攻撃が始まり、大和の医務室には
大勢の負傷者が運ばれてきた。
止血に追われた軍医の祖父江さん。
負傷兵たちの中に、不思議な傷があることに気付く。
それは 敵の攻撃によるものではなかった。
〇大和は、対空砲を撃って、艦の上空で炸裂させていた。
常に弾幕を作って、敵戦闘機が突入できないようにしていたのだ。
〇炸裂した時の破片が、すごい勢いで落ちてきて、
乗組員を襲ったのである。
破片は、人間の身体を貫通するほどの勢いであった。
〇増え続ける負傷者を前に、軍医たちは ある決断を迫られる。
トリアージだ。
災害や事故現場で行われるトリアージでは、
助かる見込みのある重傷者から優先的に対処する。
しかし 戦場では全く逆。
〇すぐに戦線復帰できる軽傷者から治療をした。
〇大和も最期の時を迎える。
沖縄に上陸した米軍を食い止めるため、
捨て身の特攻という任務を与えられたのである。
300機を超える戦闘機の攻撃を受ける大和。
〇戦艦大和は 3063人の乗組員と共に鹿児島県
坊ノ岬沖に沈没した。
戦艦大和が、自らの対空砲で弾幕を作っていたことに驚きです。
たくさんの弾幕が写った写真は見たことがありましたが、
敵戦闘機の突入を防ぐためだったのですね。
そして自らの乗組員を襲っていたなんて。
戦艦大和を乗組員の健康の視点で分析した番組。
知らないことばかりでした。
これで「偉人たちの健康診断 戦艦大和 男たちの“健康”」の
読み物化完了。
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