「私何だか死なないような気がするんですよ」その2/休養することも”頑張る”
今日は令和元年8月1日。
前投稿に引き続き、
「私何だか死なないような気がするんですよ」
(宇野千代著/海竜社)から引用します。
何度も書きますが、98歳の方が書いたエッセイです。
まず心、そして体です。
健康健康といって体にばかり注意を向けても、
心の方が不健康では、自然な生命力を保つことは出来ません。
長生きをしたい方は心の持ち方が大事であると
肝に銘じて下さい。
では、どんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか。
それは、いつでも平常心でいること。
平常心とは、常に平らかな心でいるということです。
ヒステリーやかんしゃくを起こさない、
怒りやいらいらにとらわれない、悩みや心配事を抱え込まない、
いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。
執着から解き放たれることです。
その境地で暮らして行けば、長生きをし、
楽な死に方ができると言うのです。
(44p)
その心が病み中の私。徐々に回復中。
私は九十歳をすぎたころから、とても、耳が遠くなりました。
目の方も弱くなりました。
年齢を考えれば、やむを得ないことでしょう。
百歳近い今は歩くのも不自由になりましたが、
いざとなれば車椅子だってあると割り切っています。
何よりも、毎日のごはんがうまい。テレビをみるのも不自由はない。
ないものねだりして、老い、を嘆かないことです。
(55p)
ないものねだりをしないのは、今からでも。
人はいくつになっても、心持ちは変わりません。
肉体は年をとっても心が年をとることはないのです。
もし自分がおばあちゃんだという人がいれば、
その人は、心でそう思っているだけのことです。
(56p)
私は毎日、自分のすることに、これはバカなことか、
バカなことではないかという標準をつくらないようにしています。
その時、自分が一番したい、と思ったことを、
思わずしてしまうような気がするのです。
今、この時が人生ではないでしょうか。
(56p)
私は今、思わず本を読破し、
書き留めたいことをブログにうっています。
ストレスの少ない暮らし方をしたいと思うのでしたら、
自分のまわりの人に対して、あまり多くの事を
期待しなければいいのです。
他人が、自分の思い通りに動いてくれない時に生まれるのが
ストレスだからです。
(60p)
体の具合の悪い時、人は快活に振る舞えません。
それは、ある程度仕方がない事ですね。
私が不思議に思うのは、体の具合が悪くないのに、
快活に振る舞わない人がいることです。
それは、心や、体中の全組織を窒息させて、
病気になるのを待っているようなものではないでしょうか。
(63p)
私は”頑張る”ということが好きだけれど、
いつもいつも頑張ったからといって、
良い仕事ができるとは限らない、と言う事も知っています。
休養することも”頑張る”ことの一部だと認識しています。
(75p)
年を取っても若さのある人は行動的である。よく動く。
やろうと思ったことはすぐ実行する。
いや思ったとたん体が動いている。
素早い行動が、ひょっとしたら、
若さにもつながるのではないだろうか。
(81p)
ブログのサブタイトルにずっと掲げている「即今着手」
これからも心掛けたい。
つづく
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