20190223報告その3/キミヤーズ塾 数列や循環小数を教えるのは自己中だから
今日は3月3日。
2月24日の記事の続きです。
キミヤーズ塾に参加しました。
ちょうど10回目です。
2月23日のことでした。
もう1週間経ってしまいました。
思い出して、勉強になったことを書き留めておきたいです。
バーレスク(風刺劇)で、村上公也先生の実践を
裁判する3回目でした。
練習をかなりしたようで、演技の質がとても高かったです。
裁判員としてどの罰を与えるか3択でした。
①無期懲役
②教育活動の停止
③無罪
私は隣の人と相談して、無期懲役に挙手しました。
思ったより少なかったです。
②はもったいないと思いました。
やはり村上先生のこれからやることを見ていたいという
気持ちは強いです。
会場で圧倒的に多かったのは無罪でした。
でも本当に無罪かと思った時に、
嘘を教えたり、話を聴く姿勢はどうでもよかったりと、
目の前の子どもたちが社会に出た時に「通用する」かという
視点で見ると、不安を感じます。
社会に出て困ってしまう子どもが想像されるので、
それはやはり罪なのではと思いました。
だから私は無罪を選びませんでした。
赤木先生が、「教師って誰もが罪を犯していませんか」と
この日のどこかで言われました。
ハッとしました。
子どもをどう導くかは、教師によって様々です。
本当に教えるべきことを教えていますか?
目の前の子どもは、社会に出て「通用する」子どもに
成長していますか?
どこか無責任で、成長しないのは子どものせいだと
逃げていませんか?
正しいことを本当に教えていますか?
忙しい日々、教材研究を疎かにして、
教える内容の真偽も確かめず、ただ伝えていませんか?
伝えるだけでなく、自分の主義を無理強いしていませんか?
給料をもらっている分のことをしているのでしょうか?
税金の無駄使いをしていないでしょうか?
そんな自問をしていくと、誰だって無罪ではないように思えます。
村上先生の実践がわかりやすいだけのことのように思えます。
〇キミヤーズ塾は16回目。
私は10回目。連続ではありません。一度休みました。
教員免許状更新の研修会があったためです。
つまり私は6回目からの参加となります。
〇キミヤーズ塾のテーマに「正しいということを、
再考してみよう」と言うのがあります。
ここが上の話とだぶります。教師は思いこみでやっていて、
正しいと思ってやっていることが、実はおかしいのでは。
だからキミヤーズ塾で再考してみようというわけです。
〇特別支援の目的は、定型の子どもたちに近づけることか?
普通に近づけることか?
〇考えない定型の子どもが多すぎる。
〇「欠点も長所も一体のもので、上辺の欠点をなくせば、
中身の大切なものもなくなるかも!・・・注意深く考えて」
〇「『正しいこと』を、そぉーっと強制すな!」
〇ネガティブ・ケイパビリティ=答えの出ない事態に耐える力
※初めて聞く言葉。その例として「数列の規則性を考え出す」実践。
〇循環小数を分数に変換 そのやり方を教えてもらう
0.22222222・・・・の場合。
X=0.22222222・・・
10X=2.2222222・・・
10XーX=2
9X=2
X=2/9(9分の2)
0.123123123・・・・の場合
X=0.123123123・・・・
100X=123.123123・・・
100XーX=123
99X=123
X=123/99(99分の123)
約分して41/33(33分の41)
〇この日麻生武先生が言っていました。
どの先生も、数列や循環小数を子どもに教えたいとは思わない。
でも村上先生はこれが面白いと思っているから、生徒に教えています。
いかに面白いか伝えたくて仕方がない。
この自己中心的(ジコチュー)なのが村上先生。
※今の私にはテレビを見て社会を勉強することが面白いと思い、
とにかく社会科の授業ではそのことをベースにして教えています。
授業だけでなく、家でテレビを見て勉強をするといいと勧めています。
このやり方を後押ししてもらう発言でした。
※こういうジコチューなところが、その先生の「らしさ」
大切に、そして貫き通したいところ。
〇ニキリンコ「私には背中がない。みんなは背中があるけど」
見えないものはないと考えてしまう。自閉症の障害。
※ニキリンコさんについて興味をもちました。
さっそくこの本を図書館で予約しました。↓
「自閉っ子、こういう風にできてます!」
(花風社)
〇「マッハの自画像」の話が出る。
どんな絵であるかは知りません。さっそく調べてみました。
これが「マッハの自画像」です。
上の話とのつながりで、自閉症の人は
見えるものを認識できるけど、
見えないものは想像できないこともあるということでである
この絵が紹介されたと思います。
「自画像」というと、鏡に映った姿を描くのが普通ですが、
この「自画像」は、左目から見える自分を描いたものです。
この絵を描いたのは19世紀末に活躍した
物理学者であり哲学者であるエルンスト・マッハ。
昔からあった絵だと思いますが、やっと出合えました。
つづく
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