ネプリーグより「膨大」「莫大」「蔓延る」/田畑政治さんについて
今日は2月19日。
今朝3本目の投稿。
昨晩放映の「ネプリーグ」で、私の間違いを一つ発見。
忘れないうちに書き留めておこう。
「ぼうだい」という漢字を書く問題でした。
正解は「膨大」
でも私は「莫大」が「ぼうだい」だと思いこんでいたことに
気がつきました。
「莫大」は「ばくだい」でした。
「莫大」についてブログに投稿しようと思ったのは、
ちょうど読んでいた本に「莫大」が出てきたからです。
現在読んでいるのは「NHK 大河ドラマ・ガイド いだてん前編」
(NHK出版)です。
1964年の東京オリンピック招致活動で活躍した
田畑政治(たばたまさつぐ)さんを演じる阿部サダヲさんの
文章中に出てきました。引用します。
ドラマで描かれる田畑さんは、
新聞記者らしく頭が切れ、口も達者で、
どんな相手でもひるまず言葉でガンガン攻めていく。
周りが止めないと大変な騒ぎになる、
はた迷惑なタイプです(笑)。
それでいてどこか憎めない人なんです。
(中略)
(田畑さんを)演じていて好きなのは、
人が無理だと思うことにトライし、
境界や限界を飛び越えていくエネルギー。
記者の仕事をしながら水泳代表の監督を務めたり、
オリンピックの参加費を国に負担してもらうために
政界の大物・高橋是清に直談判したり。
東京オリンピックのときも、莫大な開催費用の問題を乗り越え、
実現を目指していくんです。
そうした気迫に魅力を感じます。
田畑さんが生きた時代には戦争があって、
自分が育てた選手が戦死してしまった悲しみや、
戦後の国際大会で日本の選手が諸外国の冷たい視線に
さらされた悔しさを味わった。
だからこそ、オリンピックを通じて日本に希望を、
と考えたのではないでしょうか。
(18p)
「気迫」を出して仕事をする。
最近、やっていないなあ。
東京が世界に知られるような国際都市になったのは、
田畑さんのような人がいたからなんですよね。
ただ、功績はあまり知られていません。
僕も知らなかったし、田畑さんの地元である浜松出身の
知人も知りませんでした。
ドラマでは、プールもなく川や湖でふんどしつけて
日本泳法に励んでいた若者たちが、
海外選手のクロールに衝撃を受けたところからの
水泳の歩みが描かれていきます。
目下現役で活躍している水泳選手の皆さんにも
ぜひ見ていただきたいです。
(18p)
功績に光が当たることはいいことです。
行き方の参考になりそうな人です。
金栗さんはオリンピックでメダルを取れず、
田畑さんはオリンピックの東京招致に
大貢献したにもかかわらず、関係者席ではなく
客席から開会式を見るはめになります。
ドラマの主役2人は、いってみれば、
最後まで成し遂げられなかった人。
そこに僕はとても共感します。
(18p)
「成し遂げられる人」なんてそうはいないんですよ。
ひとつひとつやってきたことに意味があります。
宮藤(くどう)さんが紡ぐ「笑い」によって、
大河ドラマのイメージを変えるドラマになっているし、
変える一員になりたい。
ボケ・ツッコミで笑わせるんじゃなく、
必死な姿や、生真面目に頑張る姿に
おかしみが感じられる物語なんです。
(18p)
真面目・一生懸命がつくる笑い。
わかる気がします。
やっぱり普通よりも1ランク上の
真面目・一生懸命なのでしょう。
以上です。
阿部さんの田畑さん評はためになりました。
昨晩の「ネプリーグ」
次の漢字も印象に残りました。
「はびこる」の漢字を書く問題。
全く思い浮かびませんでした。
「蔓延る」でした。
林修先生はさっと書いていました。
さすがです。
今朝は道草しすぎ。
今から、学校の仕事を気迫をもって頑張るぞ。
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