この1年間のキーワードは「くすぐり」
今日は3月23日。
平成29年度の修了式の日です。
最後の学級通信「道草」(これが本家 このブログは分家)に
次のような文章を書きました。
学級名は「※組」としました。
保護者の皆さんへ
【ラスト1枚の「道草」 最初から最後までくすぐっていた1年】
◇いよいよ平成29年度も押し迫ってきました。
3月20日が卒業式で、そして今日3月23日が修了式です。
◇私が将来、この1年を振り返った時に、思い出すキーワードは、
きっと「くすぐり」だと思います。
もともと昔から子どもたちをくすぐることはしていましたが、
私の30年以上の教員生活で、最もたくさん子どもを
くすぐった1年だったと思います。
卒業していった4人の6年生も、そして4年生として
最後の登校をしてくる3人も、私にたくさんくすぐられました。
◇とにかく私はくすぐるのが大好きです。何がいいのだろう。
◇※組は当初はいろいろな顔の表情があった学級でした。
あんまり良くないなあと思う表情が多く見られました。
「おこった顔」「すねた顔」「おどおどした顔」
「えらそうな顔」などなど。
私は、そういう顔を見ると、無性にくすぐりたくなるのです。
くすぐると、不思議なことに、どの顔も「笑い顔」になるのです。
結局、それらの顔は表面的なものであって、その裏には笑顔がある、
そう思うんです。
◇無理してそんな顔をしていなくていいんだよ。
そんなに肩に力を入れずに、力を抜いたらどうなの。
そんな気持ちもあるかもしれません。
◇わきの下に指を突っ込んでくすぐるのが多いです。
子どものわきの下を、どのへんが笑いの壺か指でさぐります。
壺ならば指1本でも子どもは大笑いです。
◇子どもたちは痛がりながら笑います。めったにあやまらない子も、
「あやまらないとくすぐりを続けるぞ!」と言うと、
「すみませんでした」「まいりました」と笑いながら言います。
笑い顔ならできるんです。他の顔の時は素直じゃない。心がかたくなです。
笑い顔の時は素直なんです。
◇ 無茶苦茶? 無理矢理? かもしれませんが、
くすぐった後の、子どもも教師も笑顔という雰囲気は大好きなんです。
今までくすぐって、子どもとの関係が
崩れた体験がありません(なかったと思います)。
こんなの指導法とは言えないものだと思いますが、
きっとこれからも私はくすぐることを続けていくと思います。
この1年で、くすぐることがいいことだとあらためて確信しました。
◇※組のスローガンは「笑顔の※組」
笑顔はきっと増えたと思います。子どもの成長はどうでしょう?
◇教室でのトラブルが多く、保護者の方にはご心配をおかけしたことと思います。
それなのに、見守っていただき、時には応援の言葉をかけていただき
ありがとうございました。支えられて1年をやり切ったという気持ちです。感謝です。
(後略)
皆さんにとって、この1年はどうでしたか?
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