12月3日「風をよむ」その2/通用すると思った意見が・・・/乱暴な言葉もあるけど・・・
今日は12月8日。
12月5日の続きで、12月3日放映の「サンデーモーニング」の
「風をよむ」コーナーの聞き書きです。
今回はコメンテーター2人の言葉を聞き書きします。
大崎:冒頭の政治家の方々の発言に象徴されているのって、
ただ単に失言うよりは、たとえば、
子どもを産んで育てた女性、これは無償の労働なので、
それに対する評価のあり方であったりとか、
同姓パートナーの接遇の仕方とか、
それからアフリカに対する見方ですよね、
そういった価値観を、自分の属するコミュニティーでは
受け入れられるだろうと思って、
たぶんおっしゃっていると思うんですよね。
ところがそれがネットとかSNSで可視化されることによって、
もっと広く社会の人たちの声が集約されてくる。
「それは違うよね」「今はこうだよね」「今は違うよね」
そういった今の社会の実情とか国際的な価値規範、
そういったことを踏まえて、新しい社会的規範を作っていくという
作用もネットとかSNSにはあるんじゃないかと、
私は思います。
なるほどと思いました。
通用すると思った発言が、可視化されることで
まな板の鯉状態になって、広く意見が集約されて、
今の世の中の社会的規範が作られる。
言った本人は、失言と思っていないのです。
今まで通用したのだから。
古田:僕が日本版の編集長をしている「バズフィード」に、
「ノーヘイター」というモットーがあるんですね。
「ヘイター」とは「憎しみに満ちた人」
「憎しみに満ちた人」にならなようにしようよと。
インターネットには確かに乱暴な言葉もあるんですけど、
同時にすごくあったかい言葉であったり
面白いものであったり、社会を変えていく力もある
すばらしい場所でもあるんですよね。
そういったポジティブな部分に着目して、
乱暴な言葉が少しでも減っていくようなことを
僕はやっていきたいと思っていますし、
そういう人はすごく多いと思います。
司会の関口:なんかちょっと匿名でやっちゃう(発言する)ことに
私は心配しているですけど・・・
あれを匿名では書けなくするという方向に行かないのかな?
古田:一方で実名でひどいことを言う人もいるんですね。
匿名で素晴らしいことを言う人もいるので、
そこはもともとの心の部分なんじゃないかなあ、ルールよりも。
そう思います。
世間の大勢の意見とは違う意見でした。
こういう意見にふれると、自分の考えも偏らず
ありがたいと思います。
私も匿名でブログを書いていますが、
匿名で素晴らしいことを書いている例になることをめざしたいですね。
よし、書き留めた。
忙しい時にまた道草してしまった。
でも自分には大事な時間。
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