国字「畑」を取り込んだ授業
今日は7月17日。
前投稿のつづきのような内容です。
漢字が伝わってきた中国では「田」は畑も含むため、
日本で国字「畑」が生まれたことを前投稿で書きました。
この内容を含んだ授業を、次のサイトで見つけました。
国字ができたわけを「田」「畑」で説明しています。賛成です。
一部引用します。
2,国字のできたわけ
発問4:
ところが、困ったことがおきました。「はたけ」を表す漢字が中国にはないのです。
中国では、畑も田んぼも同じ漢字で表すのです。
何という漢字だと思いますか。1年生で習う簡単な漢字一文字です。
・「田」
・ノートに書かせて発表させる
発問5:
漢字の生まれたこのあたりは雨が少なく、田んぼはあまりなかったと考えられます。
それで中国では、田んぼも畑も「田」で表しているのです。
では、「はたけ」を表す漢字がないので、日本人はどうしたと思いますか。
・漢字を作った
・ノートに「はたけ」という漢字を書かせる
説明2:
このように、日本で作られた漢字を『国字』といいます。みんなでいってみましょう。
今日はこの国字のお勉強をします。国字は日本で作られたため、訓読みしかありません。
後藤先生は次のような発問も作っています。
発問15:
ではこの虫と魚と鳥の中で、一番国字が多いのはどれだと思いますか。
ノートに書きなさい。ヒントは漢字の生まれたところです。
・挙手で確認し、理由を聞く
説明3:
答えは魚です。漢字が生まれたところには、海がありませんでした。
そのため、魚に関する漢字があまりないのです。
ですが日本は周りを海で囲まれているため、魚の名前がたくさんあります。
それで魚の国字がたくさん作られたのです。
指示2:
それでは魚の名前クイズをいくつか出します。ノートに書いていきましょう。
・ヒントを出しながら考えさせる。
漢字が作られた場所に魚がなかったから、
魚に関する漢字があまりない。
ないから国字が生まれた。
なるほどなるほど。
メルマガ「言葉拾い」のおかげで、国字に関心が高まった朝となりました。
最後に、次のサイトを紹介します。
花でお世話になっている「季節の花 300」さんが、
魚へんの漢字一覧を作成していました。
「畑」違い(専門とする分野・領域が異なること)ですが、それが面白い。
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