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2016年10月30日 (日)

「おとうさんの手」を読んで

   

今日は10月30日。

今日は久々の登山に出かけます。

天気も良さそうです。

  

長谷川義史さんの本のことをちょくちょく書いてきました。

今回も1冊紹介します。

そうそう、長谷川さんも1961年生まれでした。

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おとうさんの手」(まはら三桃・作 長谷川義史・絵/

講談社)

主人公のかおりさんのお父さんは、

かおりさんがあかちゃんの頃、

車の事故で頭を打って失明していました。

家族にとって暗いできごとですが、

かおりさんは素直で明るく、お母さんも明るい。

お母さんは仕事帰りに歌って帰ってくるんです。

  

おとうさんの手が、また

ラジオをつけようとしてとまった。

「かおり、耳をすましてごらん」

おとうさんが、にこっとした。

わたしは、もういちど、目をとじた。

Epson718_2

小さなうたごえが、きこえてきた。

たかくてきれいな、おかあさんのこえ。

だんだん、大きくなってくる。

しごとから、かえってきたんだ。

わたしは、おとうさんのゆびを、

ぎゅっとにぎった。

トン、トン、トンと、

だんちのかいだんがひびいた。

そして、ドアがあいた。

Epson717_2

 (60~71p)

  

お母さんの登場です。

お母さんの次の一言が、またお母さんの性格というか、

この家族の性格を表していると思いました。

楽しいことは、家族で共有しようという

チームワークの良さを感じます。

ここでは内緒。

ぜひ本を手に入れて読んでください。

お互いに思いやりのある、

こんな家族がいいなと思ったお話です。

  

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