「真田丸」シリーズ23.大野泰弘さんのインタビューから引用
今日は9月18日。
前投稿のつづきです。
9月4日放映の大河ドラマ「真田丸 35話 犬伏」で、
竹筒を投げられて歯を折った河原綱家役を演じた
大野泰弘さんの話です。
NHKの「真田丸」HPのインタビューが良かったです。
※NHK「真田丸」 さなイチ 別冊!インタビュー 河原綱家役 大野泰弘さん
私がもった疑問を解決してくれました。
疑問:歯が折れたシーン。歯は本当に折ったのか?
インタビューから引用します。
あれだけ昌幸さんに「来るな」と言われても、
我慢できなくてのぞいてしまうというのは、
”真田愛”以外の何物でもないと思うんですよ。
その結果、歯が折れてしまう。
河原綱家は、すごく真面目で、悪い人ではないけれど、
空回りをしてしまう人、という男なんでしょうね。
実はてっきり歯を抜くものだと思っていたんですよ。
歴代の俳優さんで、役作りのために歯を抜かれた方が
いらっしゃるじゃないですか。
僕にその役目が来たのかなと思い、
抜く気満々だったのですけれど、
監督やスタッフのみなさんに全力で止められました(笑)。
役作りのために歯を抜いた!
誰だろう、その役者さんは?
調べましたが、わかりませんでした。
でも次のようなサイトがありました。
※銀座HINA矯正歯科 役作りのために、歯を抜いてしまった俳優・女優達
疑問:抜いていないなら、どうしているのか?
インタビューから引用
当初は、折れてしまった歯を隠してお芝居をするという
お話だったのですが、歯にマニキュアを塗ることを提案したら、
採用していただけました。
おそらく、今後はずっとマニキュアを塗り続けることになると思います。
第36話での映像では、歯が抜けた様子が、
実はよくわかりませんでした。
しかしNHKのHPの写真はよくわかります。
これです↓
また投げつけられたのが竹筒であることもよくわかる写真があります。
これはHPを見てください。
疑問:歯が抜けた時のしゃべり方は、工夫しているのか?
私はしばらく歯が抜けていないので
抜けた直後のしゃべり方を忘れています。
大野さんはどうしたのか?
ドラマでは「小山(おやま)」を、「うやま」と言っているのが工夫かな?
と思いました。
インタビューから引用
しゃべり方については、声優もなさっている小山田茂誠役の
高木渉さんにも相談させていただきました。
渉さんはすごく優しい方なので、
「あー、そうか」と快諾してくださって。
スタジオ前の壁にあるいろいろな文字を見ながら、
渉さんにレクチャーをしていただきました。
その後は自宅で、歯が抜けた芝居のある映画などを見て、
研究もしながら練習を続けていたのですが、
「おっ、うまいな」と思うお芝居はすべて老人役なんですよね。
河原綱家は老人ではないので、誰かいい人がいないかなと思い、
たどり着いたのが長州小力さんです。
途中で舌足らずは違うな、と気づき、
ちょっと手直しをさせていただいたんですが、
歯に舌が付いている感じなどがヒントになりました。
渉さんや小力さんのおかげです。
犬伏の別れのシーンは、
昌幸さんがセンチメンタルになっている場面でしたので、
あくまでも流れを邪魔しないように、信幸ラブを忘れずに、
精いっぱい演じさせていただきました。
予想以上に準備をされていてビックリです。
映像は後世に残る可能性があるので、
たとえわずかなシーンでも、
このように燃えちゃうんですよね、きっと。
ちなみに、第36話の信幸との会話シーンは、36秒ほどでした。
教員の仕事でも、準備・練習は怠らないようにしたいですね。
日々消えていってしまう仕事ではあるのですが・・。
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