東京での研修あれこれ17.教師が障害になっていないか?
今日は8月23日。
8月9日・10日は発達協会主催の
「2016実戦セミナー M ICTを用いた指導・支援」の報告です。
5・6番目の講義である
【タブレット端末・スマートフォンを用いた学習・生活の支援①②/
坂井聡(香川大学)】より
〇坂井先生は映像をいろいろ紹介してくれました。
YouTube: Race The Tube - In a Wheelchair
・車いすの青年が、地下鉄と競争する映像。
・もうすぐゴールだと思った瞬間、
目の前に立ちはだかったのは階段(障害)でした。
・教師が階段になっていないか?
ICT機器で支援すれば困難を克服できる子どもに、
教師が支援方法を知らずに、結果的に子どもたちの育ちの
障害になっていないか? ※厳しい発言だと思う。
・チャンスがあればいろいろなことができる子どもなのに、
教師の知識や思いで、もしかしたらチャンスを
奪っているのかもしれない・・・坂井先生はそうとも言いました。
・こんな言い方もしました↓
障害によって、参加できない状況を参加できる状況にするのが
ICT。
〇どのようなことが差別になるのか?
・「合理的配慮」
障害のある人が日常生活や社会生活で受ける
さまざまな制限をもたらす原因となる社会的障壁を
取り除くために、障害のある人に対し、
個別の状況に応じて行われる配慮。
・かつては「あなただけに特別扱いはできない」と言っていた。
今は「特別扱いをしないと差別になる」 ※なるほど!
〇appleの動画
・坂井先生が薦めてくれた動画。
iPadによってコミュニケーションが
とれるようになった少年の話です。
探しました・・・・・見つけました。ここから動画が見れました↓
・ここでも見れるようにします↓
・文章を打ち込むことで、iPadが読み上げてくれるのです。
・気になったのは母親やセラピストの発言。
引用します
母親:大変だったのはコミュニケーションが取れず、
何を考え、感じているかを知る方法がなかったことです。
セラピスト:私たちは、相手が目を合わせてくれなければ
話を聞いていないし理解もしていないという
先入観に捉われていました。
母親:外見だけで判断するなら、知能が低いと
思われることが多いでしょう。
・この会話は、東京に行った時に往復の新幹線で読んだ本と
関連しました。そのことは次の投稿で。
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