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2016年6月11日 (土)

「英雄たちの選択 福島正則」その1.大坂の陣の背景

今日は6月11日。

  

9日放映の「英雄たちの選択 秀吉VS.家康スペシャル第1集 

小牧・長久手の戦い」は面白かった。今朝見ました。

春に小牧山城に行って、家康が造ったという土塁とかを見ていたことも

番組を楽しめた理由の一つです。

同じ県内に遺跡があることが幸運です。

参考:※ここでも道草 3月31日 小牧山城址に行ってきました1.土塁のこと(2016年4月1日投稿) 

続編である第2集(16日放映)が楽しみです。

おっとその日は給料日。これも楽しみ。

  

  

3月17日放映の

「英雄たちの選択 屈辱に生きるか?誇りある滅びか?

福島正則 広島城改修事件」も昨晩見ました。

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これまた面白かったです。

広島城を見に行きたいと思った番組でした。

出演者の引用したくなった言葉を引用します。

  

「大坂の陣」に関係する話です。

  

萱野稔人:ここ、すごいことをやったと思いますよね。

    徳川家康と秀忠がやったことというのは、

    それこそやらなくてもいいことを、あえてやって、

    戦をして、その指揮官に秀忠を置いて、

    こいつが本当の権力者なんだと見せて、

    最もその前の時代の統治の正当性の根源だった人(秀頼)の

       命を奪うわけですよね。

       これができなければ、

       おそらく何代も続くような権力を築けないですよね。

中野信子:その通りでして、これって「マウンティング」ですね。

    霊長類ならやるマウンティング。

    認知的不協和を使っているところが、家康・秀忠の

    すごいところで、本来ならやらなくてもいい

    名古屋城の普請とかを頼んで、

    その人が受けたらその人の下にいるという構造を

    自動的に作ることができる。

    実は、今でもやっている人がいます。

    日本組織でのし上がろうと思う人は、

    これは、ブラック心理学みたいな感じですけど、

    真似した方がいいやり方です。

磯田道史:僕ね、関ヶ原の合戦に秀忠が間に合っていたら、

    秀頼は死なずに済んだんじゃないかと思います。

    あれでもう全然軍事的にダメな男だとなったわけですよ。

    こんな男の子をそのままにしたまま、豊臣残したままで、

    もし家康死んだら、反乱おきますよ。

    何をやらせるのが一番いいかと言いますと、

    お前(秀忠)の手で全国の諸大名20万人を率いて、

    秀頼を殺させるという軍事的な力を見せつけないと、

    秀忠っていうのは、兵を動かして勝てる男だと

    見せておかないと、統治できないですよ。

  

  

大坂の陣にはこのような背景があるのですね。

秀忠の遅参が秀頼の命を左右した可能性があるわけです。

  

中野さんの話の中に出てきた「マウンティング」は

よくわからなかったので調べてみました。

コトバンク

  

サルがほかのサルの尻に乗り,交尾の姿勢をとること。

霊長類に見られ,雌雄に関係なく行われる。

動物社会における順序確認の行為で,

一方は優位を誇示し他方は無抵抗を示して,

攻撃を抑止したり社会的関係を調停したりする。

馬乗り行為。

  

  

調べていて目についたのは「マンティング女子」という言葉。

2年ほど前に注目された言葉のようです。

読んでいて女子はたいへんだと思いました。

オンナ同士の頭脳バトル「マウンティング」とは?

  

(つづく)

       

  

  

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