「英雄たちの選択 福島正則」その1.大坂の陣の背景
今日は6月11日。
9日放映の「英雄たちの選択 秀吉VS.家康スペシャル第1集
小牧・長久手の戦い」は面白かった。今朝見ました。
春に小牧山城に行って、家康が造ったという土塁とかを見ていたことも
番組を楽しめた理由の一つです。
同じ県内に遺跡があることが幸運です。
参考:※ここでも道草 3月31日 小牧山城址に行ってきました1.土塁のこと(2016年4月1日投稿)
続編である第2集(16日放映)が楽しみです。
おっとその日は給料日。これも楽しみ。
3月17日放映の
「英雄たちの選択 屈辱に生きるか?誇りある滅びか?
福島正則 広島城改修事件」も昨晩見ました。
これまた面白かったです。
広島城を見に行きたいと思った番組でした。
出演者の引用したくなった言葉を引用します。
「大坂の陣」に関係する話です。
萱野稔人:ここ、すごいことをやったと思いますよね。
徳川家康と秀忠がやったことというのは、
それこそやらなくてもいいことを、あえてやって、
戦をして、その指揮官に秀忠を置いて、
こいつが本当の権力者なんだと見せて、
最もその前の時代の統治の正当性の根源だった人(秀頼)の
命を奪うわけですよね。
これができなければ、
おそらく何代も続くような権力を築けないですよね。
中野信子:その通りでして、これって「マウンティング」ですね。
霊長類ならやるマウンティング。
認知的不協和を使っているところが、家康・秀忠の
すごいところで、本来ならやらなくてもいい
名古屋城の普請とかを頼んで、
その人が受けたらその人の下にいるという構造を
自動的に作ることができる。
実は、今でもやっている人がいます。
日本組織でのし上がろうと思う人は、
これは、ブラック心理学みたいな感じですけど、
真似した方がいいやり方です。
磯田道史:僕ね、関ヶ原の合戦に秀忠が間に合っていたら、
秀頼は死なずに済んだんじゃないかと思います。
あれでもう全然軍事的にダメな男だとなったわけですよ。
こんな男の子をそのままにしたまま、豊臣残したままで、
もし家康死んだら、反乱おきますよ。
何をやらせるのが一番いいかと言いますと、
お前(秀忠)の手で全国の諸大名20万人を率いて、
秀頼を殺させるという軍事的な力を見せつけないと、
秀忠っていうのは、兵を動かして勝てる男だと
見せておかないと、統治できないですよ。
大坂の陣にはこのような背景があるのですね。
秀忠の遅参が秀頼の命を左右した可能性があるわけです。
中野さんの話の中に出てきた「マウンティング」は
よくわからなかったので調べてみました。
サルがほかのサルの尻に乗り,交尾の姿勢をとること。
霊長類に見られ,雌雄に関係なく行われる。
動物社会における順序確認の行為で,
一方は優位を誇示し他方は無抵抗を示して,
攻撃を抑止したり社会的関係を調停したりする。
馬乗り行為。
調べていて目についたのは「マンティング女子」という言葉。
2年ほど前に注目された言葉のようです。
読んでいて女子はたいへんだと思いました。
(つづく)
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