3月19日報告6.依存を防ぐためにはどうする
今日は3月27日。
3月19日の「第5回次世代classフォーラム」の報告です。
【講演「家庭で考える情報モラル」
講師 石鎚一則先生(刈谷市立亀城小学校教諭) 】前投稿の続き
※石鎚先生の講演はとても参考になりました。
今まで関心がイマイチ低かった「情報モラル」への関心を
急上昇させてくれました。
子どもだけではなく、保護者への授業もしたいとまで
思わせてくれました。したがって引用が長引きます。今回がラスト。
〇スマホ依存への対応 企業の取り組み紹介
2012年 アイリスオオヤマ
机上からパソコン撤去 メールなどは共有スペースで処理
↓
売上高に占める新商品率は5年間で4割から6割に増加
2012年 サントリー
水曜日12:00~15:00 パソコン使用禁止
↓
ミーティングや勉強会増加 普段行けない現場を見に行く
IT依存しすぎると非効率
「中身をよくするために時間を使うのではなく、
資料を飾りつけることに時間を使う。
それで本人は仕事をしたつもりになっているから、
効率はどんどん落ちていく。
それに気づかないビジネスマンが増えているのが現状」
「世界で戦うM&Aなどには”五感で相手のことを理解しようとする”
(鳥井副社長)誠実さが必要だ。
ITは確かに世界の距離を縮めたが、あくまでもツール」
※授業案作りで時間をかけているのも「飾り付け」があると
反省する文です。
キャノン電子(埼玉)
9:30まで会社のパソコンは電源が入らない
ドリームアーツ(東京)
同報メール、パワーポイント資料の禁止
※パワーポイントで大量の資料を作ってきた石鎚先生は
苦笑いをしていました。
※「同報メール」? 調べました。
※引用:コトバンク
同じ内容の文面で、不特定多数の相手に送信する電子メールのこと。
イベントの開催を知らせる通知や日時の確認など、
あまり返信を必要としない情報を知らせる際によく使われる。
※これってパソコンで職員連絡をしているのも同報メール。
確かに面と向かってしゃべることを減らしている。考えねば。
〇企業の取り組みにネット依存解決のヒント
結局、ITは人と人とが触れ合う時間を奪ってきたわけです。
その結果、じっくりものを考える習慣が損なわれてしまった。
※この視点、ちゃんと持っていよう。
〇「薬物依存の原因は、薬物依存者の置かれた生活環境にある」
「何かと繋がろうとするのが人間の本能」
「他人と心を通い合われないとき(中略)、
安心感を求め人間以外に繋がる対象を探し求める」
「”大事にしたい人間関係”が依存症を回避させる」
ポルトガルでの成功事例:薬物依存者に繋がりを再発見させる。
薬物注射の利用が人口の1%から0.5%に減少。
※石鎚先生が参考にした話をサイトから見つけることができました↓
半年で英語が身に付く英語習慣 ポルトガルが取った破天荒な麻薬対策とは?
※映像も含まれていました↓
YouTube: Everything You Think You Know About Addiction Is Wrong | Johann Hari | TED Talks
※薬物依存の話からスマホ依存症にも話は及びます。
勉強になるお話ですよ。
〇ネット依存を防ぐために
1日に1時間、スマホやPCの電源を切り、家族で、
おいしいお菓子を食べ、お話をするような時間を持ちませんか?
「家族ぐるみの行動の提案が、今必要ではないでしょうか?」
〇情報機器を使うときは細心の注意が必要です。
「”知らなかった”ではすまされない!」
「”教えなかった”ではすまされない!」
以上で石鎚先生の講演の報告終了です。
情報モラルの指導をやってみたくなる、
さらには今やらないといけないんだと思わせてくれた講演でした。
もうすぐ始まる平成28年度は情報モラルの勉強をして
子どもたちや保護者の前で何か?したい。
きっとその時のベースになる講演でした。
私はブログは盛んにやっていますが、
Facebook,Twitter,LINEはやっていません。
教えるためにはそれらのことを知らなければいけないとも思います。
どうしようかなと思案中です。
(つづく)
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