もうじき市の図書館に返すことになる本を読む
今日は2月28日。
まもなく2月も終了。
2月のはじめに地元市の図書館から
学級文庫に借りてきた本とももうじきお別れです。
今回はまだ1冊も読んでいません。
今日はその中から3冊を読みました。
(市川宣子さく/あとうあや え/福音館書店)
勤務校ではニワトリを飼っていて、子どもたちに人気です。
この本の主人公は、幼稚園で飼われているニワトリです。
そのニワトリから見た子どもたちが、ほほえましく書いてあります。
ただ子どもたちは遠慮がないです。
あるときはニワトリを外に出して、パチンコの標的にします。
子どもたちの勝手な判断で、ニワトリはサーフィンが好きだと思い、
雨の大水にニワトリを流そうとします。
4月に始まり、3月までの1年間のお話です。
幼稚園卒園した直前の1年生や、低学年に読み聞かせてあげるといい本です。
いやいやニワトリに意思がある想定は、
高学年でも十分面白いと思いました。
同じく市川宣子さんの本です↓
「青い風」
(市川宣子さく/狩野富貴子え/佼成出版社)
小さな女の子がお母さんに甘えて
「おかあさん。わたしが生まれたときのおはなしをして」
と言います。
その時の会話がお話になっています。
「あのね。さっちゃんのここ(むね)にね、
あの日の風が、まだ入っているのよ」
「・・・・あの日って、あたしが生まれた日?」
「そう。だれでもいつでもいきをして、
むねから空気が出たり入ったりしているでしょう。
けれど、あかちゃんが生まれてさいしょにすいこんだ空気だけは、
むねのそこにのこったままになっているの」
「みんな?」
「そう、みんな。ふゆのあたたかいお日さまのかけらが
入っている人もいるし、なつのよるの雨の音が
入っている人もいる。」
「さっちゃんのむねのおくには、
小さなすずしい青い風が入っているのよ。」
「どんなにはあはあはしっても、大きな声でうたっても、
出ていかないの。
おかあさんになっても、おばあさんになっても、
ずっとそこにあるのよ」 (34~41p)
生まれた季節が近づいてくると、ほっとした気持ちになるのは、
身体に残る風のせい?
でもこうやって考えるのもいいかもなあ。
「お米からそだてるおにぎり」
(真木文絵 文/石倉ヒロユキ 絵・写真/偕成社)
おにぎりのもとになるお米、梅干し、海苔、塩が
どうやって育てられているか、作られているかが書いてある本。
梅干しが興味を引きました。
引用します。
いい塩かげんでうまくできた梅干しは、
カビが生えたりくさったりしないで、
何百年も保存ができます。
いまでも400年以上前の梅干しが残っていて、
もちろん食べることもできるそうです。
400年前は大坂夏の陣の頃。
その時にできた梅干しが今も食べられるんだ。
次のコラムも面白い↓
申年(さるどし)の梅干しは貴重!?
申年のウメは、「申梅」とよばれ、だいじにされている。
平安時代、第62代村上天皇が、申年につけた梅干しを食べて
病を治したことが由来だと言われているんだ。
また、申年はウメが不作になることがおおく、
数がすくなかったから、という説もあるよ。
偶然にも今年は「申年」
関係筋?では話題になるかな?
以上3冊読破。
コメント