ノッポさんの言葉「(父親は)死ぬまで私を買いかぶっていました」
今日は12月9日。
「ノッポさん」で有名な高見のっぽさんの
いい言葉に今朝出会えました。
ここに書きとめておきたくなりました。
引用します↓
「工作や絵は苦手です。小さいときから」。
4歳の頃、模型飛行機を作ろうと竹ひごを曲げていたがうまくできず、
失敗した竹ひごが山積みになった。
母親が「あんたみたいなぶきっちょな人は見たことないわ」と笑った。
「この一言で、手先の器用さに対する希望を全て失ったんです」
だから「親は我が子の弱点をけなさず、優れた点だけほめて。
母は一言多かった」と言う。
一方、父親はどんな時も「たまたま運の悪い所にいるだけで、
この子がダメなわけではない」と疑わなかった。
「死ぬまで私を買いかぶっていました。
おやじのそばにいると私は安心でしたよ」
朝日新聞 あの頃小さかった人たちへ ノッポさんからメッセージ
もう一つ引用します↓
おやじはよく、幼い私を喫茶店に連れていきました。
京都に住んでいたので、嵐電に乗って。
2歳半くらいで、電車に乗ったときのことです。
空いていた座席に「座りたい」と言うと、
おやじは両足の間に私をぴたっとはさみ
「隣の席は、あとから乗ってくるおじいさんたちに譲ってあげましょう」
と話しました。
そしてこう言ったのです。
「あなたは強い人ですからね」
これが私に「ぴしゃーっ」と来た。
「そうだ、僕は強い人なんだから我慢しよう」っていう誇らしい気持ち。
そのまま、おやじの足の間に入って寝ちゃいました。
それから、私はお年寄りを差し置いて座ったことは一回もありません
だって、強い人ですから。
特に「死ぬまで私を買いかぶっていました」がいいです。
「買いかぶる」という言葉のランクが、自分の中でグッと上がりました。
私も「買いかぶって」子どもたちに接していきたい。
朝からいい言葉に出会えました。
おまけ↓
「『できるかな』のノッポさんはしゃべったことがある」
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