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2015年12月 9日 (水)

ノッポさんの言葉「(父親は)死ぬまで私を買いかぶっていました」

  

今日は12月9日。

  

「ノッポさん」で有名な高見のっぽさんの

いい言葉に今朝出会えました。

ここに書きとめておきたくなりました。

引用します↓

  

「工作や絵は苦手です。小さいときから」。

4歳の頃、模型飛行機を作ろうと竹ひごを曲げていたがうまくできず、

失敗した竹ひごが山積みになった。

母親が「あんたみたいなぶきっちょな人は見たことないわ」と笑った。

「この一言で、手先の器用さに対する希望を全て失ったんです」

だから「親は我が子の弱点をけなさず、優れた点だけほめて。

母は一言多かった」と言う。

一方、父親はどんな時も「たまたま運の悪い所にいるだけで、

この子がダメなわけではない」と疑わなかった。

「死ぬまで私を買いかぶっていました。

おやじのそばにいると私は安心でしたよ」

朝日新聞 あの頃小さかった人たちへ ノッポさんからメッセージ

    

  

もう一つ引用します↓

おやじはよく、幼い私を喫茶店に連れていきました。

京都に住んでいたので、嵐電に乗って。

2歳半くらいで、電車に乗ったときのことです。

空いていた座席に「座りたい」と言うと、

おやじは両足の間に私をぴたっとはさみ

「隣の席は、あとから乗ってくるおじいさんたちに譲ってあげましょう」

と話しました。

そしてこう言ったのです。

「あなたは強い人ですからね」

これが私に「ぴしゃーっ」と来た。

「そうだ、僕は強い人なんだから我慢しよう」っていう誇らしい気持ち。

そのまま、おやじの足の間に入って寝ちゃいました。

それから、私はお年寄りを差し置いて座ったことは一回もありません

だって、強い人ですから。

朝日新聞 ことばのおまもり

  

  

特に「死ぬまで私を買いかぶっていました」がいいです。

「買いかぶる」という言葉のランクが、自分の中でグッと上がりました。

私も「買いかぶって」子どもたちに接していきたい。

朝からいい言葉に出会えました。

  

おまけ↓

「『できるかな』のノッポさんはしゃべったことがある」

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