「沖縄戦全記録」からの聞き書き3/斬り込みとは?
今日は9月26日。
2015年6月14日に放映された
「NHKスペシャル 沖縄戦全記録」の「防衛召集」の部分を
聞き書きします。
ナレーター:住民の肉声を記録した1000本のテープ。
(1972年沖縄返還時に記録)
最前線に送られたという防衛召集者の証言があった。
証言者「もう日が暮れてからですよ。」
「斬り込みに出された。だいたい沖縄の人。」
「鉄砲もないですよ。竹やりと手りゅう弾くらい。」
「爆破する時は、(爆弾を)抱いて行って、
戦車の下に入ってから爆発させる。」
「もう死にに行くわけさ。」
ナレーター:今回、防衛召集の実態を記した資料も新たに入手した。
戦闘が激しくなる中、戦場で住民が次々に防衛召集され、
斬り込みを命じた例がいくつも確認された。
一度に40人近くが斬り込みを命じられていたことも記されていた。
以上が「防衛召集」に関するところの聞き書きです。
「斬り込み」とは?
別の場面で説明していました。
斬り込みとは、手製の爆弾などを抱えて、
敵に突っ込む捨て身の攻撃のことだそうです。
調べていて、次のサイトも勉強になりました↓
※おしえて!ゲンさん 分かると楽しい!分かると恐い!沖縄戦 住民総動員
このサイトから引用です。
防衛召集された人たちについてこう書いています。
沖縄では規則に違反して13歳から70歳までが
根こそぎ召集されました。(規則では17歳から45歳までの男子)
病人も例外ではありませんでした。
陣地や飛行場の構築や弾薬運搬等の
後方支援が主とした仕事でしたが、
最後の方は槍と手榴弾2個を持っての夜間の斬り込みや、
爆雷を背負って戦車に体当たりするなど、
最前線で突撃まで命令されました。
戦争が始まってしまえば、何でもアリなのです。
「沖縄戦全記録」の中で、最も印象に残った「防衛召集」について
聞き書きしてみました。
「防衛召集」については、「英雄たちの選択 ”命どぅ宝” 沖縄県知事
島田叡(あきら)からの伝言」でも触れています。
後にまとめてみたいと思います。
コメント