一晩、月に寄り添っていた木星
今日は2月4日。
昨晩は「宵の東の空で月と木星(ー2.6等星)が並んで輝く」という日でした。
予定表には書いてありましたが、夕方にはすっかり忘れていました。
同僚の先生が、「今日はいい月が出ていたよ」
と声をかけてくれました。
その声で思い出しました。
「あ、今日は木星が近くで輝いている日だ。
どうだった?近くに明るい星はなかった?」
「う~ん、なかったと思うよ」
さっそく観察をしました。
満月に近い月でした。(今晩が満月)
まだ昇りたてで、山の上にありました。
確かに近くに明るい星はありませんでした。
ムム?誤情報だったのかなと思いました。
しかし、時が流れて月が昇ると、
その月を追いかけるように明るい星が登場しました。
木星の登場です。でも少し距離があります。
これは「並んで輝く」と表現するには距離が離れていると思いました。
しかし、晩遅くなって、月が頭上に昇ってくると、
広い天空では月と木星は寄り添っているように見えました。
そして朝の4時半頃に、西の空に向かって下降している月と、
それをけなげにも追いかけている木星を見ました。
一晩、木星は月に寄り添い、
運命を共にして沈んでいくんだなあと思いました。
最初は思えませんでしたが、一晩観察して、
確かに並んで輝いていたなあと思いました。
いいものが見られました。
おっと、今調べ直したら、
今晩は木星が先に出てきて、月が後を追うようです。
今晩も木星と月が並んで輝くようです。
どうも今晩の方が月と木星の距離は近いようです(下の図参考)。
少し天気が心配ですが、ちょくちょく外に出て観察しよう。
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