「同ポジ」の映像/マット・ハーディングさんを知る
今日は10月11日。
昨晩は9月21日放映の「テクネ 映像の教室 同ポジ」を見ました。
この番組は、15分ですが、刺激を与えてくれるいい番組でした。
アイデアを考えようと思わせてくれる番組です。
今回紹介された手法は「同ポジ」
同サイズ同位置にある物体を複数撮影
編集で新たな意味や効果を生む
この手法の映像がいくつか紹介されてました。
その中にお馴染みの映像がありました。
お馴染みの映像とは、VISAのCMです。
YouTube: Visa "Travel Happy" featuring Matt Harding
YouTube: "Where the Hell is Matt?" on Visa Commercial.
このCMも「同ポジ」という手法なのですね。
2本目の映像で、踊っている外国人に、「ところであんた誰?」と聞いています。
私も同じ疑問を持ちました。
調べました。
マット・ハーディングという人でした。
Wikipediaを参考にして書くと・・・
彼はアメリカ合衆国の出身。
ビデオゲーム開発者でした。
殺戮ゲームの開発に携わっていましたが、
「みんなを殺すようなゲームを作るのに、自分の人生を2年もかけたくない」と感じたことから、
会社を辞め有り金をはたいて旅を始めました。
これがこの有名なビデオが世に出る最初のきっかけだったそうです。
マットの独特なダンスは仲間内でも有名でした。
旅行中、友人と互いにビデオに撮り合っていた時に、
友人が「ダンスしてみてよ」とマットにリクエストしました。
このビデオはマットのWebサイトにアップされ、
最初は彼の友人や家族によって楽しまれたそうです。
後にマットは、彼が中央で踊っている15のダンスシーンをつなぎ合わせ第一弾となる
"Where the Hell WAS Matt?"を作成します。
このビデオは電子メールを通じ人から人へと伝えられ、
最終的には口コミによって彼のWebサーバには1日に2万以上のアクセスが集中しました。
言語の壁を越え、国から国へとそのムーブメントは静かに広がっていったそうです。
その後もいくつかの映像が作られました。
VISAカードのCMもその一つだったのです。
2012年に発表された映像は、ちょっとマットさんの踊りがさまざまになっていますが、
見ていて楽しくなる映像です。
YouTube: Where the Hell is Matt? 2012
他にも視聴可能な映像をいくつか。
YouTube: Where the Hell is Matt in South Africa?
YouTube: YouTube - Where the Hell is Matt(2010).
「テクネ 映像の教室」を見たことで、遅ればせながらマットさんを知りました。
「みんなを殺すようなゲームを作るのに、自分の人生を2年もかけたくない」という言葉は、
印象に残りました。
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