« 噴火翌日の御嶽山頂上付近 | メイン | 皆既月食/月をたくさん見た晩でした »

2014年10月 8日 (水)

家族のためにサンドイッチを作って出かけている

 

今日は10月8日。

  

通算3997本目の投稿。

  

前投稿と同じく、10月4日放映の「NHKスペシャル 緊急報告 御嶽山噴火 

戦後最悪の火山災害」より。

  

Rimg5416  

御嶽山噴火の被害者の一人、伊藤保男さんのお話が印象に残りました。

ここに書きとめておこうと思います。

  

Rimg5417  

伊藤さんの遺品のザックの中にカメラが入っていました。

Rimg5418  

そのカメラに写っていた写真です。

Rimg5419 7時42分登山開始↑ 雲一つない真っ青な空でした。

Rimg5420 紅葉もいいですね。↑ この後の悲劇を全く感じさせません。

Rimg5421 雲海↑

  

しかし、伊藤さんの写真に、自分の命を奪ったものが写っていました。

Rimg5422

Rimg5423

  

  

Rimg5415 伊藤さんの奥さん、伊藤ひろ美さん。

ひろ美さんが見せてくれたものに驚き。

Rimg5424

Rimg5426

Rimg5427

Rimg5413  

あの噴火の日の朝、伊藤保男さんは暗いうちに出発したために、

家族とは出会っていません。

私の場合も、山登りに行く時にはちょくちょくあります。

しかし、伊藤さんがすごいのは、このサンドイッチ。

伊藤さんが家族のためにサンドイッチを作ってから、山に出かけていたのです。

こんなことはやったことがないなあ。すごい。

  

伊藤さんの遺品のザックからは、まだ食べていないサンドイッチが出てきました。

Rimg5410  

奥さんのひろ美さんは言います。

「亡くなるなら、食べてもらいたかった。今頃、お腹すいているんじゃないかな」

Rimg5411

Rimg5412  

捨てられないですよね、サンドイッチ。

でもサンドイッチは無情にも腐っていく。どうするのかな。

このサンドイッチの話はずっと心に残りそうです。

  

  

伊藤さんが亡くなったのは、噴石による損傷死だそうです。

一緒に登った仲間が証言しています。

噴火があって、噴石がどすっ、どすっと落ちてきたそうです。

噴煙が迫ってきて、辺りは真っ暗になり、噴石はさらに飛んできます。

噴石が止んだ時、すでに伊藤さんはなくなっていたそうです。

暗闇で噴石が当たって亡くなる。恐ろしいことです。

    

番組から知った亡くなった時の様子。

記録に留めておきたくなりました。

あの東日本大震災の時と同じ気持ちです。

  

コメント

伊藤保男さんは、私の元上司です。告別式も、いきました。やまが、きらいです。

コメントをありがとうございます。
身近な人にとって、
その喪失感は大きいものだと想像します。
お悔やみいたします。
山登りに出かける時に、家族にもサンドイッチを作る
伊藤保男さんに、感銘を受けました。

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8523
  • Img_8520
  • Img_8519
  • Img_8518
  • Img_8522
  • Img_8521
  • Img_8517
  • Img_8512
  • Img_8510
  • Img_8508
  • Img_8507
  • Img_8504

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉