家族のためにサンドイッチを作って出かけている
今日は10月8日。
通算3997本目の投稿。
前投稿と同じく、10月4日放映の「NHKスペシャル 緊急報告 御嶽山噴火
戦後最悪の火山災害」より。
御嶽山噴火の被害者の一人、伊藤保男さんのお話が印象に残りました。
ここに書きとめておこうと思います。
伊藤さんの遺品のザックの中にカメラが入っていました。
そのカメラに写っていた写真です。
しかし、伊藤さんの写真に、自分の命を奪ったものが写っていました。
ひろ美さんが見せてくれたものに驚き。
あの噴火の日の朝、伊藤保男さんは暗いうちに出発したために、
家族とは出会っていません。
私の場合も、山登りに行く時にはちょくちょくあります。
しかし、伊藤さんがすごいのは、このサンドイッチ。
伊藤さんが家族のためにサンドイッチを作ってから、山に出かけていたのです。
こんなことはやったことがないなあ。すごい。
伊藤さんの遺品のザックからは、まだ食べていないサンドイッチが出てきました。
奥さんのひろ美さんは言います。
「亡くなるなら、食べてもらいたかった。今頃、お腹すいているんじゃないかな」
捨てられないですよね、サンドイッチ。
でもサンドイッチは無情にも腐っていく。どうするのかな。
このサンドイッチの話はずっと心に残りそうです。
伊藤さんが亡くなったのは、噴石による損傷死だそうです。
一緒に登った仲間が証言しています。
噴火があって、噴石がどすっ、どすっと落ちてきたそうです。
噴煙が迫ってきて、辺りは真っ暗になり、噴石はさらに飛んできます。
噴石が止んだ時、すでに伊藤さんはなくなっていたそうです。
暗闇で噴石が当たって亡くなる。恐ろしいことです。
番組から知った亡くなった時の様子。
記録に留めておきたくなりました。
あの東日本大震災の時と同じ気持ちです。
伊藤保男さんは、私の元上司です。告別式も、いきました。やまが、きらいです。
投稿: はじめまして | 2014年10月10日 (金) 23:23
コメントをありがとうございます。
身近な人にとって、
その喪失感は大きいものだと想像します。
お悔やみいたします。
山登りに出かける時に、家族にもサンドイッチを作る
伊藤保男さんに、感銘を受けました。
投稿: いっぱい道草 | 2014年10月11日 (土) 00:55