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2013年8月16日 (金)

2013夏の研修8  応用行動分析/ビジョントレーニング

  

今日は8月16日。

   

  

今回は8月5日の報告

    

第3回 発達障害に関する教職員の専門性向上研修会

会場は豊川市音羽庁舎

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講義1 講師 山本憲子氏(臨床発達心理士)/神野美雪氏(臨床発達心理士)

〇感覚統合訓練・遊び・・・感覚を使い、感覚情報の流れを整理する

 ・例 文字を読んだり書いたりするのが苦手

 ・その要因は、眼球運動の弱さ、バランス感覚の乱れ、不注意、形の認知の弱さ、不器用さ等

 ・だから訓練・遊びをする

         ビジョントレーニング、まちがいさがし、動物歩き、タッチ&ゴー、集中訓練等

〇ビジョントレーニング 北出先生という方が有名。調べてみた。

  この本が良さそうです。

  

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「発達障害の子のビジョン・トレーニング 視覚を鍛えて読み書き・運動上手に!」

北出勝也監修 講談社

  

  

 

〇神野先生は、「さや学習室」の中心者。というか、1人だけの団体。

 ・発達障害の子どもをもつ家族の相談・学習機関。

 ※参考:さや学習室のHP

 

〇何かがあったらダメではなくて、何かがあっても乗り越えていくのが大事。

  ※結構励ましてくれるいい言葉。

〇発達障害の二次障害とは・・学習不振 退学 非行問題 引きこもり 不登校 うつ傾向 自傷 行為

〇二次障害への支援

 ・気持ちを理解し、適切な行動を示し、うまくいくことを体験させ、

  自己評価を高め、社会への適応力を高めていく。 

〇現在「引きこもり」は150万人以上いる 

  ※そんなにいるんだ!本人も含めて家族の苦労が・・・なんと書こう?

〇障害のある子の認知特性を理解し、支える仲間を作ってあげる

  ・ポジティブな思考を周囲ができるといい

  ・「〇〇、掃除していない」と言う代わりに、「〇〇はここをやってよ、あとは自分がやるから」

  といった言い方ができるといい。

   

  

  

〇「応用行動分析

 ・仕事や人間関係がうまくいかないとき、その原因を他人や自分の性格や能力、

  やる気や適性のせいにして、問題解決のためのアクションをとらないこと、

  これを個人攻撃の罠を呼んでいる。

 ※「個人攻撃の罠」で検索すると、たくさんヒットした。

  自分にとっては初めて聞く言葉だが、行動分析学では大事な言葉なようだ。

  たとえば、次のサイトにはこんなふうに書いてあった。

  幸せに成功をする心の技術Blog うまくいかない時 個人攻撃の罠にはまらない

   

   

 私たちは物事がうまくいかない時、 とかく人の性格の問題にしがちです。

 そして何も行動しない。これは最も最悪のパターンです。

 これを「個人攻撃の罠」といいます。

 物事がうまくいかない時は、自分や人を責めるのではなく、

  「どうすれば問題を解決できるのか」にフォーカスすることが大切です。

   

  

〇「応用行動分析」のつづき

 ・個人攻撃の罠に陥らないようにするために、行動分析学では、

  個人の性格や能力ではなく、行動、そして行動と環境の関係に注目する。

 ・特別支援教育の場合では「この子は多動だから」とか「今日は調子が悪いから」というように、

  障害の名前や原因不明の行動のブレを、

  指導がうまくいかない理由にしてしまうことがあるが、そのままだと解決策はでてこない。

  

   

  

  

〇「応用行動分析」のつづき

 ・指導目標を数値化できるように決めておくと、

  指導の進み具合が把握しやすくなる。

 ・「なんとなくできているような気がする」うちに1学期が過ぎてしまい、

  「なんとなくできたような気がする」で終わってしまったことはないか。※あるある。

 ・指導目標を数値化しておくと、指導がうまくいったことがはっきり分かって達成感が味わえる。

 ・逆に指導がうまくいかなかった時に、それを早期に発見して手を打つことができるようになる。

  

  

  

〇「応用行動分析」のつづき

 ・例:「許可された時間以外では水道で遊ばない」となった場合、

  いきなり0にしない。→1週間で2回以内にする。

 ・やらないといいことが起きる→だから、やろう

 ・やるといいことが起きる→だから、やろう   ※動機づけしていくわけですね

  

  

  

〇小栗正幸さんという方の本を薦められました。

 

41ythe9yi1l__ss500_ 「発達障害児の思春期と二次障害予防のシナリオ」

(小栗正幸著/ぎょうせい)

  

  

  

〇経験は大切ではあるが・・・

 生徒の日常生活の様子・学習状態の観察を細かく行う中で、

 今の課題を見つけていくことが大切である。

 「大丈夫」「任せてください」「やっています」の言葉の裏付けが必要になる。

  

  

  

〇学習面への支援

 ・程度を下げてただ繰り返しの学習をするのではなくて、できる得意なところをやる。

 ・問題に取り組む時に、いくつかの中から、自分で選んで取り組めるようにする。

 ・学習の終了までが短くなるように設定して、変化に富んだ取り組みを用意していく。

  不十分なところは、再度戻って学習する。

  

  

〇社会性の高い教室・学校づくり

 ・あいさつができる空間・・・社会性が高い

 

    

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