夏の研修13 実行的注意も前頭葉の働き
今日は8月27日。
今日は岡崎で行われる研修会に行きます。
特別支援教育の内容です。
出かける前にもう一本投稿します。
夏の研修12に引き続き、8月19日の報告です。
第1回授業のユニバーサルデザイン研究アカデミー
~教科教育と特別支援教育にかかわる専門性を高める~
場所:筑波大学附属小学校
講義Ⅱ① 発達障害のある子どもの得意を活かす授業の工夫
講義Ⅱ② 脳のはたらきから考える授業づくり
講師:宇野宏幸(兵庫教育大学大学院 特別支援教育コーディネーターコース)
〇「やりなさい」を言い続けると成長が難しい 「得意を見つけよう」
〇アスペルガーの子は際立った知識を持ち「博士」と呼ばれることがある。
〇ADHDの子は、ユニークな発想をすることがある。
〇「リフレーミング」の考え=子どもたちの行動をどうとるかで良くも悪くも考えられる。
良い方向に考えていきましょう。
〇アセスメント 子どものいいところ、苦手としているところを書き出そう。
※あまり真剣に書き出したことがない。2学期早々やってみたい。
〇行動のポジティブな面に注目しよう
横を向いたり後ろを向いたり・・・・×できるのにサボっている
〇興味があれば取り組む
鉛筆を飛ばして歩き回る・・・・・・・×落ち着きがない
〇積極的・意欲的
〇自己効力感=自己効力感とは、ある具体的な状況において
適切な行動を成し遂げられるという予期、および確信。(Wikipedia)
「やればできそう」という自信を子どもに持たせる
〇内発的動機付けが難しい発達凸凹の子には、ご褒美が有効。
※ご褒美をどうしようかと迷いがあったが、この話でストンと落ちる。
〇ADHDの子 持続的注意が苦手(コツコツ勉強ができない 話をずっと聞けない)
小学生の時に顕在化
実行的注意(刺激が多い中で一つに集中すること)が苦手
これは前頭葉の働き。
※ADHDの子もワーキングメモリートレーニングをする理由の一つだ。
〇ADHDの子 視覚的に出現したものへ視線を向けるのは得意
森の中で動くものを見つけることが得意。
彼らは狩猟生活に向いている。しかし学校生活は農耕社会。
〇ADHDの子 即応的対応が得意 課題解決型思考が苦手(教師はこれを目指してしまう)
フラッシュカードが有効
「できた」「わかった」を喜ぶ
〇自閉症スペクトラム (言葉による)コミュニケーション障害
「しょうゆある?」「あるよ」
本当はしょうゆを取ってもらいたいのだが、相手の意図理解が難しい。
意図は見えない→見えないからわからない。
〇自閉症スペクトラム 「見える化」が大事
・自閉症スペクトラムの子どもは見えないものを理解できない
・視覚的なものの記憶や理解が良い
〇人間の右脳と左脳は補完しあっている。
・聴覚 右脳:音楽を聴く 左脳:言葉を聴く
・視覚 右脳:顔 幾何学的 感情表現 左脳:言葉 文字
・機能 右脳:同時的 パッとわかる 記憶する
左脳:逐一的に理解
〇発達障害の子は行間が読めない 文章の読解理解ができない。
〇授業の工夫のポイント 書字の負担の軽減→ワークシートの利用
〇授業の工夫のポイント 叙述のイメージ化を助ける→挿絵を使う 表現よみ 動作化を入れる
〇授業の工夫のポイント 自分の体験で学ぶのは得意 動作を通して登場人物を理解する
〇授業の工夫のポイント 漢字を書くことが苦手 いろいろな感覚を使って覚える
唱えて覚える 空書き 大きく書いて覚える
〇ミラーニューロン
・他者が行動するのを観察→自分で実行
・自閉症の子はミラーニューロンの働きが弱いと考えられる
〇連合野における感覚の統合
・「感覚の統合」・・・※ここでは細かく書けず。講師の先生、お勧めの方法である。
これから勉強していきたい。
さあ、出かけます。今日はどんな収穫があるかな。
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