別番組でのニホンミツバチ/ウロのでき方
今日は8月10日
前投稿に引き続き、ニホンミツバチの話。
2008年に放映され、今年の4月に再放送された番組からです。
「NHKアーカイブス 映像詩 里山 森と人 響きあう命(2008年放映)」
2013年4月28日放映
クヌギの木の根元にウロがありました。
そこはニホンミツバチの巣がありました。
ウロの入口に比べ、中身は大きい空間ができていました。
そこに巣がありました。
どうやってこんな映像を撮るのだろうと不思議に思えるシーンがいくつもある番組です。
ミツバチの巣の六角形の部屋に、卵があるシーンも貴重です↓
ニホンミツバチの巣にスズメバチがやってきました。
ニホンミツバチは、一斉に体を振るわせて威嚇します↓
それでもスズメバチはニホンミツバチを襲い、捕食します↓
スズメバチが肉食であることを思い出させるシーンでした。
この番組でも、ニホンミツバチが蜂球を作って、スズメバチを殺すシーンがありました。
↑数匹のニホンミツバチがスズメバチを襲います。
↓その直後、仲間もニホンミツバチがスズメバチを次々に襲い、
「蜂球」を形成します。
こうしてスズメバチは死んでしまいます。
2008年の番組でも「蜂球」が出てきてビックリ。
この生態がわかったのは最近のことのようですが、いつのことなのだろう?
「映像詩 里山」で勉強になった一つが、ウロのでき方。
ミツバチの巣にもなっていたこのウロはなぜできるか。
番組が教えてくれました。
里山にあるクヌギの木は、シイタケ栽培の材にするためや
燃料の薪にするために、頻繁に伐採されます。
クヌギは切られた後の再生が早いです。
伐採された幹からは新しい芽(ひこばえ)が出てきて、再生が始まります。
ではウロはどうしてできるのか?
番組では、幹にキノコが生えるのがきっかけだと説明していました。
キノコが生えることで、幹の中をゆっくり腐らせて空間を作るのだそうです。
それだウロなのです。
隙間に身を隠すアマガエル。
立派なウロ。
もともとはキノコが生えた小さな痕跡だったのですよね。
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