2013夏の研修6 ペアレントトレーニングの参加者の声
今日は8月11日
夏の研修シリーズのつづき
今回は8月4日に蒲郡市民会館で行われたアスペ・エルデの会主催の講演会
テーマは「発達障がいの理解とその支援について
~地域にあった支援、家族にあった支援を考える~」
講師:石川道子先生(武庫川女子大学教授 NPO法人アスペ・エルデの会臨床統括ディレクター)
〇発達障害に含まれる障害を一覧してくれました。
・ADHD 注意欠陥多動性障害
・LD 学習障害
・PDD 広汎性発達障害(自閉症スペクトラム ASD)
・NR 経度の知的障害 知的境界域
・DCD 発達性協調運動障害 ・・・・・「不器用」(運動発達の著明な遅れ)
※不器用も発達障害に含まれるんだ。
〇石川先生は、アスペ・エルデの会のペアレントトレーニングの講師をしている
※ペアレントトレーニング=親が子どもの行動変容における心理やパターンを理解・分析し、
問題行動を適切な対応で減少することのできる技術を獲得することを目的としている。
〇ペアレントトレーニング 参加者の声
・同じような問題行動を持つ子がいることでほっとした。
自分の子育てが悪くて、うちの子だけが・・・・と思っていた。
・子供の話をしているうちに、自分にも似た特質があることに気づいた。
(親が発達障害の特性があることを認識)
・今まで、子供の話をしてもわかってもらえなかったが、
ここでは「ある、ある」とわかってもらえた。
・1ヶ月に一度、子どもとの生活を考え直せる機会になった。
・子供の行動を変えるより、自分の見方を変えることが大切だと思った。
・何をしたらよいのか心配ばかりしていたが、
小さなことでも何か行動すると状況が変わることがわかった。
※参加者(保護者)の声は参考になる。自分の見方を変えるとは、障害を知るということだよな。
知っているつもりでいた自分。この1年余りで少しは見えてきたぞ。
〇自閉症スペクトラムの認知(情報処理)の特性
・視覚優位(はなしことばが苦手)
・細く、パーツ パーツを見てしまい、全体が見えない
・2つ以上の情報処理が困難 「書く」と「覚える」が同時にできない ※え!?
・パターンが決まった物事は理解しやすい
・記憶がいい(写真的記憶 レコーダ的記憶)
・感覚過敏性
・パニック(情報入力の停止)を起こしやすい
※定員500名で大きな会場での講演会。少々集中力が途切れた時があって残念。
後方で聞いていたので、次は目の前で聴こう。
暑いですが,精力的に動いていますね。
このレポートを読んで思い出したことがあります。
「声をかけたら無視されたので,腹が立ち殴った」
「難聴者だったことを事後に知った」
いわばこれと同一線上にあると・・・。
「我が子」「担任の子」だから,責任感のみで盲目的に育てたり指導すると,思うようにならず悩む。
まず,事実の確認,理解,適切対応,振り返り,適切深化ですかね。
投稿: てっか | 2013年8月12日 (月) 10:23
てっかさん、コメントをありがとうございます。
ペアレントトレーニングの参加者の声は参考になりました。
事実の確認~適切深化同感です。
う~ん、適切深化という言葉は耳新しいです。
投稿: いっぱい道草 | 2013年8月12日 (月) 21:38