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2013年4月23日 (火)

「雑談力が上がる話し方」からの引用(前編)

 

今日は4月23日。

 

このブログのサイドバーに紹介している

ブログ「いま ここ 浜松~ガッコのセンセの読書記録~」(管理者 ハマコウさん)はすごいです。

たくさんの本の内容が連日紹介されています。

よくこんなに本が読めるなあ、そして引用できるなあと感心します。

 

私も引用してみます。

本は「雑談力が上がる話し方」(齊藤孝著/ダイヤモンド社)より。

 

〇「雑談=中身のない話」は正解ですが、「雑談=必要のない話」というのは大きな間違い。

 雑談には「中身がない」からこそ、する意味があるのです。

 極論すれば、私たちの会話には「要件を伝える会話」と「それ以外の会話」の2種類しかありません。

 そして「雑談」とは「要件以外の話」です。(19p)

 

〇いつも型どおりのあいさつしかしない相手と、短くてもこうして雑談をしたことのある相手というのは、

 その人の中で自然にポジションが変わってきます。

 それが人情というもの。

 雑談を交わすことで、それまでの「顔見知り」が、それ以上の存在になります。

 相手に対する安心感・信頼感さえ覚えることも。

 ひと言足すことで、相手からももうひと言返ってくる。

 あいさつを交わしたあとの些細なやりとりが雑談であり、

 コミュニケーションにおいても非常に重要な意味を持ちます。

 あいさつプラスα

 もっとも簡単で誰もが始めやすい雑談の基本スタイルです。(24p)

 

〇無理に話をまとめようとしない。

 抽象的・一般論的な結論を出さない。

 オチを作らずに、どこまでもズルズル引き延ばしていく。

 結論に至る前に、小気味よく(時には目まぐるしく?)話題を変えていく。

 これが雑談を続ける、雑談を広げる秘訣です。(28p)

 

〇彼の雑談のよさは、去り際が実に潔いこと。

 話がどんなに途中でも、雑談の内容としては尻切れトンボになっていても、

 私が教室に到着すると、

 「じゃ、どうも」(中略)

 「それじゃ、このへんで」(中略)

 と言って話を終わらせて去っていく。

 終わりがわかるから気楽に話せる。

 「それでは」「じゃあまた」は、気持ちよく雑談をするためのキラーフレーズでもあるのです。

 結論はいらないけれど、潔く終わらせる。これが”いい雑談”の条件です。(32p)

 

〇「あれ、そもそも何の話をしてたんだっけ?」

 このフレーズが出てきたら、それはいい雑談ができた証拠です。

 盛り上がる雑談とは、ひとつの話題だけで終わらず、

 次から次へと別の話題が派生しながら展開していくもの。(53p)

 

〇現代社会は、人間関係がより広く浅くなり、人の流れも激しくなっています。

 そしてのんびりと1時間も2時間も雑談に興じるという時間的余裕もなくなっている。

 ですから、私たちに求められるのは

 「ササッと出会って、サクッと20、30秒話して、パッと別れる」

 という雑談スタイルなのです。(71p)

 

〇相手との気詰まりをなくして、空気を和ませるための雑談の話題が、

 他人の悪口やアラ探しというのではあまりに悲しい。(81p)

 

〇毎日の生活の中で出くわすわからないことや、ちょっとした疑問。

 これらも格好の雑談ネタになります。

 疑問の解決だけが目的であれば、それは「相談」という「意味のある話」になり、

 雑談の定義からは外れてしまいます。

 しかし雑談を始めるキッカケや話題の提供に用いるのなら、その限りにあらず。

 非常に便利で使い勝手のいいネタになってくれます。(93p)

 

今晩はここまで。つづきは明日。

結局自分は雑談が苦手?と思うことがあって、この本を読んでみました。

気づかないような視点もあって、面白い本です。

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