「ダーウィンが来た 生きもの新伝説」を見せた授業
先日、偶然「モズのはやにえ」を勤務校の中庭で発見しました。
この時に浮かんだのが、番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」です。
昨年12月2日に放映されたのは「小さな狩人 モズ!武蔵野の里山」でした。
この番組を子どもたちに見せたいと思いました。
それが実現したのが、昨日でした。
特別支援のもう一人の先生が午前中時間休。
1~5年生全員を見ることになりました。
そこで特別授業を1時間やりました。
まずテレビで、私が撮影した「モズのはやにえ」の写真(上)や
開花寸前のアンズの花、開花したネコヤナギの花の写真を見せました。
テレビいっぱいに大きく映し出された写真は、
とても鮮明で迫力があります。
子どもたちの中に、実物を見たいという意欲をふつふつ湧き出させるのに有効でした。
次に外へ行って自然観察の時間。
花もはやにえも好評でした。
何でモズはこんなことをするのだろう
モズはどうやって虫を木につけるのだろう・・・という疑問は当然のように子どもたちに浮かびます。
そこで教室に戻って「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」を見せました。
「モズのはやにえ」と2~4月の求愛や子育ての場面を見せました。
モズは童謡にも登場するお馴染みの鳥でした。
「小さい秋見つけた」(サトーハチロー作詞/中田喜直作曲)
誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが 見つけた
小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ 澄ましたお耳に
かすかにしみた 呼んでる口笛 もずの声
小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた
「はやにえ」のシーン。
それでは番組中の「はやにえ」の写真をズラッと並べます。
「はやにえ」は、モズが秋に、初めての獲物を生贄(いけにえ)として
ささげたという意味だそうです。
なぜ「はやにえ」?
後で食べるためという以外につぎの3説が紹介されていました。
1.縄張りアピール説
「はやにえ」を縄張りの境界近くに置いて、高鳴きで主張するだけでなく、
目に見える形でアピールしているという説。
2.メスへのアピール説
春、メスは結婚相手を選ぶために、オスの縄張りを訪ねます。
その時に、「はやにえ」を見て、
オスの狩りのうまさや獲物の多さなどを判断するからという説。
3.本能ハンティング説
モズは動く獲物を見ると、満腹でも本能的に狩りをする習性があるそうで、
捕まえても食べきれない獲物を「はやにえ」にするという説。
まだすべてが解明されたわけではない「モズのはやにえ」
偶然の出会いで、面白い授業ができました。
この「ダーウィンが来た 生きもの新伝説」については、まだ書きたいことあり。
次の投稿につづく。
今から準備をして、サークル勉強会に行ってきます。
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