「ヒストリア 天文」より3・・・「さそり座」は「あきんど星」
今日は1月15日。
前日の投稿のつづき。
番組「歴史秘話ヒストリア いつだって天文ゴールドイヤー星々と日本人 はるかな物語」(昨年9月12日放映)からです。
星々を見て、昔の日本人はこんなことを思い描いていたそうです。
これは西洋では「さそり座」。
昔の日本人は、アンタレスを中心に3つの星で「あきんど星」と呼ばれたそうです。
重い天秤棒をを担いで、赤い顔をしている行商人に
見立てたからです。
次は北斗七星。
戦国時代には、剣の形に見立てられ、武将たちの守り神とされていました。
武田信玄が愛用したと言われる軍扇(ぐんせん)には、
北斗七星が描かれていました。
実際にこの軍扇を使って、軍勢を指揮したようです。
次は清少納言の言葉。
星はすばる ひこぼし
ゆふづつ(金星)
よばひぼし すこしおかし
「よばひぼし」とは流れ星のこと。
好きな女性の寝室に行きたいという男の下心が、
流れ星になって現れたとのこと。
こうやって星を見ていろいろな想像をするのは、
昔の日本人が星をよく見ていた証拠でしょう。
明かりがあまり発達していなくて、テレビなんてもちろんない時代、
星を見る時間は昔の方が格段に多かっただろうなあ。
(つづく)
追記:1月27日に続きをうちました。
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