花火の話22・・・「星」の作り方/色を放つ金属
今日は10月28日。
前投稿のつづき。
花火師野村陽一さんが花火を作る現場にカメラが入りました。
「星」
花火を構成する火薬玉。一つ一つが光のつぶになるもの。
私は「星」についてよく知らずに、「花火の話20」では文中に登場させていました。
この番組で、「星」が何か少し分かりました。
星は、中心に直径約1mmのセラミックスの粒があって、
その周りに金属化合物を配合されたのりの混ざった火薬をつけていきます。
金属は、燃やすとそれぞれ特有の色を放ちます。
例えばストロンチウムは、赤色を発色します。
ナトリウムは、黄色を発色します。
その他の色も調べてみました。
※参考:山梨県市川小学校HP 花火の材料 テクの雑学 花火の色
青・・・カリウム/過塩素酸カリウム
緑・・・バリウム/硝酸バリウム
紫・・・銅とストロンチウムの混合
銀・・・アルミニウム
金・・・チタン合金
これらの「色を放つ金属」を混ぜて、出したい色を作り出し、金属化合物をつくるわけです。
星は、急に大きくすると燃焼が悪くなるそうで、
少しずつ大きくしていきます。
1日約0.5mm。
直径約2cmの星を作るには、2ヶ月程かかるというわけです。
こんな感じで、「星」は作られます。(次の投稿につづく)
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