「プロ野球を変えた男たち」2 若林忠志とラッキー・ゾーン
今日は4月20日。再スタートから7日目。
前投稿からのつづき。
「プロ野球を変えた男たち」(鈴木明著/新潮文庫)より。
昭和22年に、タイガースの監督を引き受けるにあたって、
若林忠志さんは3つの提案を、代表にしています。
1.若い新人をなるべくたくさん入れること。
2.新聞社・ラジオとタイアップして、野球の人気を盛り上げること。
そして3つ目。
引用します。
「第三に、ファンサービスです。グランドを小さくして、
ホームランを出やすくするようにしたらどうでしょうか?」
(代表)「小さくする?」
「そうです。外野に板で塀を作るのです。
今の日本選手の体力では、甲子園ではホームランは出ません。
しかし、ファンが求めているのはホームランです。
だから、日本式のホームランのために、グランドを縮めて、
その場所をラッキー・ゾーンと名前をつけたらどうでしょうか?」
(代表)「なるほどね・・・考えておこう」 (144p)
甲子園球場のラッキー・ゾーンは、この提案から生まれました。
http://hanshin-now.com/topics/100th/popup/o04.asp
応援歌といい、ラッキー・ゾーンといい、阪神にとって若林さんは大事な人だなあと思えてきました。
そしたら、昨年のニュースで、若林さんのことが出ているものを見つけました。
阪神が若林さんのことを大事にしていることがわかるニュースでした。
次の投稿で。
コメント