日めくりより・・・アルキメデスの原理/舌の根/会津の三度泣き
今日は9月22日。
久々日めくり登場。
こんな言葉があるのですね。
次のサイトを見ると、この言葉は、
戦後間もないころの新聞記者の書いた記事がきっかけになって生まれた言葉のようです。
意外に新しい。
見てみたいなあ、その記事。
「舌先三寸」の意味は、「口先だけでうまく相手をあしらうこと。また、その言葉。」
そうそう、「口先」という言葉もあり。
自己中心的な言葉は、「先」で話すイメージがあります。
だからと言って、「舌の先が乾かぬうちに」とは使わないように気をつけよう。
「アルキメデスの原理」にまつわる話は、以前からあまり納得が言っていません。
こんな話でした。
王様は、金細工師に金(きん)を渡して、純金の王冠を作らせました。
しかし、金細工師は、金に混ぜものをして王冠をつくり、余った金を盗んだという噂が立ちます。
王様は、アルキメデスに混ぜ物があるかどうか確かめるように命じました。
しかし、王冠を壊してはいけないのです。
アルキメデスは困りました。
ある日、アルキメデスが風呂に入ったところ、
水が湯船からあふれるのを見て、その瞬間、王冠を確かめる方法を発見しました。
大喜びのアルキメデスは、裸のまま浴場を飛び出し、通りを走ったとのこと。
そんな話です。
入れたものの体積分だけ湯があふれ出ることで、
どうやって王冠に混ぜ物がしてあるかどうか確かめられるのか?
ここが納得していなかったところ。
いい年をした今、調べてみました。
お薦めはこのサイト。
※http://www.ne.jp/asahi/wonder-island/wahhahha/engbg/eureka.htm
金は銀より重いです。ということは、同じ重さの金と銀を比べれば、金の方が体積が少ない。
ややこしい形をした王冠の体積を測るには、水に沈めて、
溢れて減った水の量を調べればいいわけです。
これに気づいたアルキメデスはエライ。
今では当たり前ですけど、初めに気づいたってのはスゴイことですよね。
王冠と同じ重さの純金を水に沈めて減った水の量と、
王冠を沈めて減った水の量を比べたら、王冠のほうが体積が大きかった!
うっそ~、やっぱ、純金じゃないじゃん!(中略)
これは一般的に伝わっている話。
でもこれだと、上記の「アルキメデスの原理」の浮力の話につながりません。
また、表面張力の関係で、純金と王冠を沈めてあふれ出る水の量はあまり差がないと言われます。
そこで本当はこうだったのではと上記のサイトの方が書いた文章です。
アルキメデスはお風呂につかって、ん???と思いました。
自分の体が軽く感じる。それは誰でも当たり前なのですが、
王冠の問題で頭がいっぱいのアルキメデスは、これだ!!!と気づきます。
ユリイカ、ユリイカ~~ぁ!!(わかった!という意味)
液体にひたされた物体にはたらく浮力は、物体が排除した液体の重さに等しい。
王冠と、同じ重さの純金を水の中ではかってみたら、
はかりは純金の方へ傾きました。
銀の混じった王冠は、同じ重さの純金よりも体積が大きいから浮力も大きくなるのです。
やっぱ、純金じゃないじゃん!
ということで、職人さんは捕まってしまいました。
悪いことすると、いつかはバレるんですねー。この人はすぐバレてしまいました。
これがアルキメデスの原理です。いつかはバレる、というのではなくて、浮力の話。
流体の中の物体は、それが押しのけた流体の重さだけ軽くなる。
すなわち浮力を受ける、というものです。
大きな鉄の船が浮かぶのも、ヘリウムをつめた風船が飛んでいくのも、
この原理で説明出来るわけです。
ユリイカ! もともとのギリシャ語では、ヘウレカっていう音だそうですが、
英語ではユリイカ。英語の発音は、リィのところにアクセントです。
現在では、ちょっとふざけて使うことが多いようです。
非常に難しい。
なぜ液体にひたされた物体にはたらく浮力は、物体が排除した液体の重さに等しいのか?
なぜアルキメデスは、あふれた湯を見て、そんなことを思いついたのか。
出来事がたわいのなさそうなことだけに、
それにつづく内容の難しさにたじろいでしまいます。
でも上記のサイトはありがたかったです。
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