東日本大震災新聞スクラップ10/3月28日
今日は3月29日。
大震災新聞スクラップつづき。
【3月28日朝日新聞朝刊】
未曾有の大災害です。
したがって、その被害も予想を上回ります。
水田に横たわる直径約10メートルのガスタンク。
この風景からして有り得ない。
被災地には危険な物質が流失していたり、放置されたりしているそうです。
解決すべきことが多すぎます。
救援物資を自転車で運ぶ高校生。
ガソリン不足で自動車で運ぶのが難しくなった。
「それなら自転車で運ぼう」
この発想、このフットワークに感動。
写真の高校生の笑顔がいい。
「何かできることをやりたい」をちゃんと実行している。
【3月28日朝日新聞夕刊】
人って強いなあと改めて思う記事。
大震災で妊娠9カ月の妻を失った美容師さんが、
避難所で臨時美容室を開いた。
同じ夕刊に創作家の明川哲也さんがこんな文を寄せています。
阪神大震災の時、物資を背負って被災地に入った。
身勝手な支援だと知りつつ、小学校の同級生の家を中心に回った。
どこも崩れ落ちていて、誰にも会えず、
結局は避難所となっている小学校に物資を届けに行った。
すると被災者の方が
「あんたの方が倒れるよ」
とジュースを差し出して下さった。
あの時、たしかに人が人のことを思っていた。
この列島に住む人たちの底力を初めて知ったような気がした。
そして今もまた、東北の人たちの忍耐力や協調性が世界を驚かせている。
だが忘れてならないのは、阪神地区でもその後に見られた多くの孤独死である。
優しくもタフにもなれるが、寂しさには弱い。打ちのめされる。それが人なのだ。(後略)
身内が死んでいてもういないという悲しみの爆弾を、
たくさんの被災者が抱えていると思います。
それが時には破裂して、爆風が体中に広がる時もあると思います。
耐えてください。乗り切ってください。
生き続けてください。
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