ロジンバッグを初めて触った
ボーイズリーグに入っている息子の練習着やユニフォームの下洗いは私の分担。
しっかり汚れていると、今日はよく練習したなと思い、やりがいがあります。
昨晩ズボンを洗っていたら、ポケットからロジンバッグが出てきました。
ビチョヌレ状態。出しとけよ。
仕方なく新聞紙に挟んで水分をとり、ドライヤーで乾かしました。
息子にもやらせました。
まだ少々ぬれています。再生できるのかな?
テレビでプロ野球を見ていると、
投手がロジンバッグを使って白い粉を手につけているのを見ます。
息子も投手をやっていて、使っています。
今回初めて手にして見ることができました。
どういう仕組みになっているのか興味津々。
テレビで見たりして、白い粉が入っているのはわかります。
石灰かなと思っていました。
辞典で調べると、ロジン(ROSIN)とは天然樹脂の一つで、松ヤニから作られるそうです。
石灰ではありませんでした。
しかしロジンの色は、黄色から褐色だそうです。
ロジンバッグから出てくる粉は白。なぜ?
松ヤニの粘着性がいいようですが、
松ヤニだけでは粘着性が強すぎます。
そこで炭酸マグネシウムを混ぜることで、
粘着性を抑え、さらりとした感触にしているようです。
ロジンバッグの中身はおよそ次のようです。
炭酸マグネシウム80%とロジン15%と石油樹脂5%。
炭酸マグネシウムの白い粉が目立っていたわけです。
炭酸マグネシウムは石灰?
石灰は炭酸カルシウムでした。
製品によっては卵の殻を入れているものもあります。
日本の野球規則にロジンバッグのことが書かれています。
8.02投手の禁止事項
審判員は、一個の公式ロ-ジンバッグを携行し、
球審は投手板の後方の地面にそのロ-ジンバッグを置く責任がある。
ロ-ジンバッグにボ-ルが触れたときは、どんなときでも、ボ-ルインプレイである。
雨天の場合または競技場が湿っている場合には、
審判員は投手にロ-ジンバッグを腰のポケットに入れるよう指示する。
(一個のロ-ジンバッグを交互に使用させる)
投手はこのロ-ジンバッグを用いて、素手にロ-ジンをつけることを許されるが、
投手、野手を問わず、プレヤ-は、
ロ-ジンバッグで、ボ-ルまたはグラブにロ-ジンをふりかけたり、
またはユニフオ-ムのどの部分にも、これをふりかけることはできない。
注:日本の野球規則ではロ-ジンバッグといい、ロを伸ばし、ロジンバッグとは呼ばない。
選手が球場に持っていくのではなく、審判が選手に貸す形をとるのですね。
不正を防ぐためでしょう。
ロジンバッグの本物に触れたのを機会に、
いい勉強ができました。
※参考:「ハリマ化成株式会社」HPhttp://www.harima.co.jp/pine_chemicals/trip/12/index1.html
ビチョヌレだったロジンバッグ。
借りものだけに再生したいのになあ。
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