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2010年8月4日

2010年8月 4日 (水)

「昭和十七年の夏 幻の甲子園 戦時下の球児たち~」読破

   

今日は8月4日。

今朝、「幻の甲子園」を読破。

昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち 昭和十七年の夏 幻の甲子園―戦時下の球児たち
早坂 隆

文藝春秋 2010-07
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私は教師だけど、この作者がやられていることにはすごく興味があります。

ある出来事について、関係者に話を聞いて、

実際どんな事があったのか出来事を構築していく。

素晴らしい仕事だと思います。

教師をやりながらでも、こんな仕事をやってみたいなと思いました。

    

昭和17年の8月に行われた高校野球甲子園大会。

戦争時だったために昭和16年は中止になっていた大会が復活したかに見えました。

しかし主催者は、それまでの大阪朝日新聞社ではなく文部省でした。

高校野球は、戦意高揚のために利用されようとしたのです。

センターのスコアーボードには、

「勝って兜の緒を締めよ」「戦い抜かう大東亜戦」と大きく掲げられていました

      

でも出場した高校生は、他の甲子園大会に出場した選手のように、

甲子園を目指して猛烈な練習をして甲子園出場を果たし、

精一杯戦います。それは戦時中も、今も変わりません。

そんないつもと変わらない高校生の戦いっぷりを著者は丹念に書いています。

そして、戦時中の高校生だから体験せざるをえなかったことも書いています。

70年前のこと。

当時の高校生は80歳後半。

そういう人たちから聴いたことが随時織り込まれて話は進んでいきます。

     

大会で優勝したのは徳島商業。

しかし、徳島県が初優勝を果たしたのは、

昭和57年(1982年)の池田高校となっています。

主催者が異なる昭和17年の甲子園大会は別大会扱いなのです。

準優勝の平安中学の富樫淳が1回戦で達成したノーヒットノーランも、

大会史には存在しません。

昭和17年の大会は「幻の甲子園」と呼ばれています。

    

出場した選手や、その時代に生きて、選手を応援した人たちにとっては

決して「幻の甲子園」ではなかったはずです。

でも「幻」扱いをしたら、それは選手や応援した人を否定するように思えます。

この本を読んで、私にとって「幻の甲子園」は、もう幻ではありません。

輪郭のはっきりした現実の甲子園になりました。

もしかしたら埋もれていってしまう歴史が、

生存者がギリギリ残っていた今、浮かび上がってきたイメージです。

     

8月7日、第92回全国高校野球選手権大会開会式のある日の晩放映される

「幻の甲子園」に注目です。絶対見逃さない。

午後8時~8時45分。45分間でどう表現するのか楽しみ。

夏の研修会より・・・酸蝕症

   

今日は8月4日。

昨日の研修会報告、3回目。これがラスト。

もう一人市内で開業している歯医者さんが教えてくれたのが「酸蝕症(さんしょくしょう)」

これにはビックリ。

虫歯菌で歯が浸食されて虫歯になるのではなく、

酸性の飲食物によって歯が蝕まれる症状。

コーラは、しっかり酸性で、歯にはよくないことがわかりました。

食事の時にコーラを飲んで、歯が蝕まれた人の写真はショッキングでした。

運転で眠気を感じた時には飲んでいるコーラ。

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ちょっと考えものです。ビールも酸性。う~ん。

    

今年の4月13日「中日新聞」の<微聞積聞>で酸蝕症について書かれたようです。

http://www.chunichi.co.jp/article/technology/science/CK2010041302000125.html

引用します。

    

【食物の酸から歯守る】

歯をむしばむのは虫歯菌だけではない。

酸性の食品によって歯の表面のエナメル質が溶けてしまう「酸触症」が注目されているという。

よい歯の日(四月十八日)を前に、

東京医科歯科大大学院の田上順次教授に歯を守るためにはどうすればいいかを聞いた。 (永井理)

 

-酸触症とは。

酸性の食品を食べると歯のエナメル質の結晶からリン酸カルシウムがとけ出てしまう。

虫歯は虫歯菌の作る酸で溶けますが、酸触症は食品の酸で溶けてしまうのです。

 

-なぜ注目されるようになったのでしょう。

虫歯や歯周病が治療されて、高齢者も歯が残るようになったため目立つようになってきたのでしょう。

欧州ではすでに二、三十年前、グレープフルーツを食べた後、

すぐに歯磨きをしてはだめだと言われていたようです。

 

-歯を溶かす酸性の食べ物とはどんなものでしょうか。

酸っぱいものはたいてい該当します。

酸に長時間接触させるのはよくありません。たとえばレモンジュースなどをちびちび飲むとか。

体には酸も必要なんですが、歯にはよくない。

溶けて軟らかくなった部分は唾液(だえき)によって再石灰化して修復される。

酸っぱいものを食べると唾液が出るのは防御反応かもしれませんね。

唾液で修復される前に歯を磨くとエナメル質が削れてしまう。

 

-普段の生活でどんなことに注意すればいいでしょうか。

ワインも酸性ですが、飲むときに例えばおつまみを食べる。

すると唾液が分泌されて酸触を防ぎます。長いこと酸性にしておかないことです。

食べた後で、お茶を飲んだりするのもいいかもしれません。

リン酸カルシウムがあると再石灰化しやすい。

積極的に、牛乳やジャガイモから採ったリン酸カルシウムを加えているガムなどもあります。

 

-自分で発見するには、どんなところに注意すればいいですか。

歯が平らになってきたり、黄色っぽくなったりしたら要注意。

虫歯は歯に付着した汚れの下で起きる。

酸触症は汚れておらず歯がむき出しになったところで起こります。

    

-酸触症だと分かった場合、どんな治療法がありますか。

歯科医師にチェックしてもらい生活習慣を改善することが必要です。

ただし、進行を止めるだけで溶けた部分は元に戻せないので、予防が大切です。

再石灰化を促進する成分を含んだペーストを自分で歯に塗るという方法も一定の効果はあります。

歯科医院でフッ素を塗るというのも効果の高い方法でしょう。

     

   

「食べたらすぐに歯磨き」は必ずしも正しいわけではないのですね。

昨日の研修で、「目から鱗」だったのは、この酸蝕症でした。収穫!

夏の研修会より・・・低・中・高学年の咀嚼・歯磨き

   

今日は8月4日です。

前投稿に引き続き、研修会の内容報告。

◇講演より

※低・中・高学年での咀嚼・歯磨きに関する気をつけることを教えてもらいました。

・低学年(1・2年生)

 上下顎の第一大臼歯(6歳臼歯)が生えはじめきちんと噛みあうまでは、

 慎重に歯磨きをする必要があります。→奥歯をしっかり磨こう!

・中学年(3・4年生)

 この時期は、乳臼歯から側方歯群(犬歯、小臼歯)が生え変わる時期のため、

 咀嚼能力が一時的に低下し、

 噛まずに飲み込んでしまう危険があります。(肥満との関連あり)

 →丸飲み、早食い習慣にならないように、

  よく噛んで食べる習慣をつくろう!

・高学年(5・6年)

 第二大臼歯が虫歯になりやすく、歯肉炎が多発します。

 →歯肉炎も予防できる歯の磨き方をしよう!

※先日養護の先生と相談して、2学期以降の取り組みで、

 4~6年は歯周病対策を考えていこうと決まりました。

 歯肉炎がひどくなると歯周病へとつながるそうです。

 2学期以降やろうとしていることは正しいと確認できました。   

※歯の生え変わりがある小学生だからこそ気をつけることがあるのだとわかりました。

      

     

※歯の名前がいくつか出てきました。

 歯は一番奥の親知らずを抜けば28本(永久歯です)。

 上下に分けて14本ずつ。

 前歯から奥に向かって7本あるわけで、 その名前を書き並べます。

 中切歯、側切歯、犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯、第1大臼歯、第2大臼歯。

 第2大臼歯の奥が親知らず(第3大臼歯)です。

※いい機会なので、いろいろ調べて歯の名前を知りました。(次につづく)

夏の研修会より・・・噛むことと唾液の効用

  

今日は8月4日。

昨日あった市内の保健主事・養護教諭の研修会で勉強したことを少々。

◇講演「噛むことを意識していますか?~食育と歯の健康(健口)~」

 講師:市内開業の歯医者さん。歯学博士。

  

人が歯磨きをする理由は、「一言で言えばよく噛まなくなった」から。

・野生の生き物にはほとんど虫歯がない。

・人に飼われている犬や猫に、最近は虫歯や歯周病がある。

・犬や猫は本来肉食。日本では人の残り物を薄味にして与えたり、

 調理したドックフードやキャットフードを与えます。噛む回数はどうなりますか?・・・※減る

野生の動物は調理していないものを、口で捕食して、

 繊維質の粗いものをよく噛んで食べる。・・・・※だから虫歯がほとんどない。歯磨きの必要がない。

※なるほどと思いました。噛むことと虫歯・歯周病との関係がわかります。

   

太平洋戦争終戦直後の中国上海で、帰国を待つ日本人兵士の仮収容所では、

 コレラが流行しました。

 すでに、死者1名、保菌者27名という状況で、

 引き上げ兵たちの二次感染を防ぐ手段として用いた方法とは?

 (参考:「かかる軍人ありき」伊藤桂一著 光人社)

・答え:食事中はよく噛んで食べることと、食後20分間全く水分をとらないこと。

・そうすることで、口や胃で外来性の病原微生物に対する防御機能が作られます。

 その大事な防御機能を崩さないことを収容所内で徹底的に厳守されたことで、

 衛生状態が劣悪で医薬品も不十分な中でも、

 二次感染を防ぐことができたとのこと。

※噛むことで唾液が分泌されて食物と混じり、

 胃液が薄められることなく消化に使われることで、

 菌の感染が防げたということでしょうか。

 ここにも噛むことの効用があり。

    

※次のようにも教えてもらいました。

・健康な成人では、病原菌(たとえばサルモネラ、病原大腸菌、赤痢菌、コレラ菌)が

 口の中に1~10万個程度(O-157は、専門家によると100万個で感染とも言われている)入ってきても、

 口腔や胃や腸の防御機構で排除されて、

 腸管感染にいたることはほとんど考えられない。

・O-157に多くの子どもたちが感染したのは、

 第一の原因としては、

 よく噛まずに唾液がよく出ていなかったことです。

※噛むことの効用は予想以上です。

 そして噛むことで出てくる唾液がすごい。(次の投稿につづく)

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