「八帖/HATCHO」/またもローマ字について
3月最終日、というか平成21年度最終日は家族でドライブ。
岡崎市で見かけたこの標識に注目。
「八帖」は「はっちょう」と読みます。
このローマ字表記にビックリ。
「HATCHO」
これは珍しい
「ちょう」を訓令式で表したなら、「TYO」と書いて「O」の上にマクロン「¯」でしょう。
「CHO」なのでヘボン式と思われます。
ヘボン式でも、促音の場合は子音を重ねるルール。
「C」を2つ重ねずに、「TC」にビックリ。
訓令式なら「HATTYO」(Oの上にマクロン)と書くのに、
ヘボン式だから「T」「C」が並ぶことになたのか?これはすごい。
でも調べていくと、「道路標識に使用するヘボン式ローマ字綴り一覧表」なるものを見つけました。
http://www.kictec.co.jp/inpaku/iken%20keikai/syasin/hebon/romaji.htm
そこには「促音」について次のように書かれていました。
つまる音は、最初の子音字を重ねて表す。
ただし、つぎにchが続く場合にはcを重ねずtを用いる。
吉根 Kikko 仏地院 Butchiin
初めて知ったルール。なるほど!
「八帖/HATCYO」はこのルールに従ったわけです。
でもこの「HATCYO」は日本語を正確には表わしてはいません。
これでは「はっちょ」です。
「道路標識に使用するヘボン式ローマ字綴り」は、促音はどうにかしようという態度がありますが、
長音に対しては、表そうとしていません。
上記のサイトにも次のように書かれています。
長音を表す「-」、「^」は付さない。長音を表すhは用いない。
太田町 Otacho 大手町 Otemachi
日本人にとって、長音は大事。
ぜひ表してほしい。
追記:さらに調べてみたら、道路標識に限らず、ヘボン式ローマ字では、
「chが続く場合にはcを重ねずtを用いる」ルールでした。
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