「英雄」から「1812年」に
ベートーヴェンの「英雄」を相変わらずBGMにしています。
昔、LPすらなかった時代には、こんなに頻繁に「英雄」を聴くことはできなかったでしょう。
生演奏のみだったわけで、そう思えば何と贅沢なことをしているなと思います。
「英雄」がナポレオンに関連がある曲でした。
ナポレオンに関連がある曲として思い出すのが、
チャイコフスキーの「1812年」です。
新任の時の教頭先生がクラッシックをよく聴かれる方で、
毎月何枚かクラシックのLPを貸してくれて、
それを自宅のコンポでカセットに録音していました。
したがって、カセットなら、我が家にはクラッシックがまあまああります。
その中の1曲が「1812年」
ナポレオンのロシア遠征を、ロシア側の視点で作曲された曲です。
ナポレオンが攻めてくることに対する不安から始まります。
そしてナポレオンが攻めてきます。
フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が鳴り響きます。
ロシアの圧倒的不利です。
しかし、ロシアには強い味方がいました。
雪を伴った寒さです。
弱ったフランス軍にロシア軍が攻撃をしかけ、
しだいにフランス軍は弱っていきます。
その様子は、フランス国歌のメロディーが崩れ、音量も小さくなっていくことで感じ取れます。
その代わりに、強く聞こえてくるのがロシア帝国国家です。
フランス軍は撤退します。
勝利を知らせる鐘の音と、祝砲が鳴り響きます。
そんな流れのある素晴らしい曲です。
中学校で歴史を教えている時は、
この曲を解説して、大音量で鑑賞しました。
(次の投稿につづく)
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