オオオナモミの実の中にタネが2つある理由
図書室に面白い本がありました。
オナモミのとげ (花のたね・木の実のちえ) 偕成社 2008-03 売り上げランキング : 605327 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一度見ておきたかった発芽の様子も写真で見ることができました。
さらに、前回オオオナモミについて書いた時に、
実の中にタネが2つあることを書きましたが、
この本になぜ2つあるのかの理由が書いてありました。
オナモミの実を切ってみると、中には、
大きいたねと小さいたねが、
ひとつずつ入っています。
なぜ、ふたつのたねがあるのでしょう?
大きなたねと小さなたねでは、
大きいたねが先にめばえます。
そのめが大きくそだつと、
小さいたねから出ためは、
日かげになって大きくなれません。
でも、大きいたねから出ためがぶじにそだたなかったときは、
小さなたねのめが大きくなって、
たくさんの実をつけます。
これも、川原や空き地など、水があふれたり、
土がほりかえされたりと、
きけんが多い場所にそだつ、
オナモミのちえなのです。(31p)
また一つ賢くなることができました。
19日のサークルで、オオオナモミの実を
他の先生からたくさん頂けることになっています。
実を分解して2つのタネを確認したり、
春には発芽の様子を生で見てみたいと思っています。
コメント