2日間で学んだことその5/Bの子理論
(前投稿からのつづき)
〇俵原先生の講座から
・「今日は何の日」実践。「12月27日 〇〇〇〇〇〇の日」と板書。ヒントを言いながら答えに迫っていく。
・放課の子どもたちの帰りが遅い時に始める。正解を言わずに、出た答えを一覧しておく。
「1.シーラカンス 2.ピーターパン 3.・・・・・・ 4.その他」といった具合に。
全員がそろったところで正解と思われるものに挙手。正解となる。「その他」を入れることで可能。
※自分も「今日は何の日」を〇〇にあてはめていく実践はやっている。ヒントを言いながら答えに迫っていく時の子どもとのやり取りが楽しい。
答えの一覧を出して挙手させるやり方は勉強になりました。
・桃太郎〇
犬〇
鬼〇
やっつけさせる。
〇のところに言葉を入れる。
正解は「桃太郎が 犬に 鬼を やっつけさせる」
でも「が」「に」「を」を入れかえても文は成り立ちます。
「桃太郎に 犬が 鬼を やっつけさせる」
「桃太郎を 犬に 鬼が やっつけさせる」
※俵原先生のすごいのは、この2つの情景を絵にしたものを見せてくれたこと。
とても楽しい絵でした。あの絵の写真が欲しくなりました。
・教師〇勉強させる
友だち〇勉強する
自分〇勉強する
〇のところに言葉を入れる。
「教師が勉強させる 友だちと勉強する 自分で勉強する」
これは堰八先生から聞かれたとのこと。1年を通してこう変化することを目指す。※なるほど。
・☐☐信☐
☐に言葉を入れる。
2つ目の☐にヒントで一を入れる。
次に2つ目の☐に縦に線を入れる。
2つ目の☐には「十」が入るんだなと思いきや、正解は織田信長!
※会場は驚きと大爆笑。「爆笑」は「おおぜいの人がどっと笑うこと」一人では爆笑にはなりません。この時は正真正銘の爆笑、大爆笑でした。
・「名前だけは丁寧に書け」「人生で一番たくさん書く字なのだから丁寧に」
・同じクラスの子の名前の漢字テスト。子どもたちは案外書けないもの。せっかく一緒になったのだから書けるようにしたい。
・6年生に1年生になりきって絵日記を書かせる実践。※ちょっと難しいことが混じった絵日記が楽しい。こういうことが思いつくのがうらやましい。
・「Bの子理論」
Aの子(優れた子、すぐに寄ってくる子)、Cの子(学習についていっていない子、離れていく子、妨害する子)はほっておいても目に入る。
全員を見ようと思ったら、Bの子を見よう。
Bの子が人数が一番多い。
Bの子は普段あまりほめられず叱られず。したがって少しほめれば上(A)に上がれる子。
逆にCにもなりやすい子。
4月にBの子にたくさん声をかける。机間巡視や放課。※杉渕先生も俵原先生も放課の声かけを重視している。
Cの子もBにもなるが、不安定。担任が変わればまたCになってしまうこともある。3学期は落ちないように固定化をはかる。※そこまで考えているんだ。すごいと思う。
不安定なBの子は、引き継ぎの時に必ず伝える。
Cの子もいつもCではなく、CのこともやればAのこともやる。Aのことをやると教師は大げさにほめる。うまくいくこともあるが、本人がわざとらしさを感じることもある。→叱る時でもほめる時でもないBの時にCの子につながるといい。※なるほど。言われてみて、自分の体験を思い出してみて、なるほどと思う。
Aの子も、Bの時につながるといい。※そうか、Aのこの時もか。
面白いことをいうお調子者の子を浮かせないために、周りのBの子たちをほめる。
※「Bの子理論」はこれからも目にすることになりそう。
・漢字5万字ポスターの紹介。全漢字に比較すれば1年間に学習する漢字なんて些細なもの。
これが5万字―ひとめでわかる漢字の広さと深さ 大漢和辞典5万字収録B全ポスター |
以上3人の講座のまとめをうちました。行ってよかったと思います。
鉄人講座の報告、じっくりと読ませていただきました。今回、合唱に関する所用があり、いくことができませんでしたが、勉強になりました。すごい情報量だったと想像します。
そして、何よりもそんな空気に触れることの大切さを実感しました。エネルギーが集合する気だったんでしょうね。
ありがとうございました。
投稿: ムッシュ | 2009年12月30日 (水) 08:01
ムッシュさん、コメントをありがとうございます。じっくり読んでいただき恐縮です。講座の内容を正確に伝えているとは思いませんので、他の参加者のブログもぜひ読んでみてください。
また鉄人講座が始まったと思いました。来年はまたどこかの会場でお会いしましょう。
その前に、ムッシュさんに相談したいことがあるので、ムッシュさんのブログに、新年早々おじゃましたいです。
投稿: いっぱい道草 | 2009年12月31日 (木) 19:51