企画展8/蚊遣り/ベボウ/カヤノキ
市内の民俗資料館の企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」では、
聞きなれない言葉にいくつも出会いました。
その一つが、「蚊遣り/蚊遣(かやり)」
意味は「夏季、カやブヨなどの害虫を追い払うために煙をいぶらせること。
カヤリビ、カクスベ、カイブシなどともいう。」
※参考:Yahoo!百科事典http://100.yahoo.co.jp/detail/%E8%9A%8A%E9%81%A3/
蚊取り線香のように、煙で蚊を追い払うことは、昔からやっていました。
そのことを「蚊遣り」と言っていたのです。
企画展の説明に次のようなものがありました。
蚊燻し(かいぶし)(=蚊遣り)は、マツやスギなどを燻して使いますが、
山の近くに住む人々はベボウを燻しました。
ベボウはムロノキ・ネズミサシなどと呼ばれるヒノキ科の針葉樹で、
三河・遠江(とおとうみ)地域の方名です。
方名とは、その地方独自の名前という意味でしょう。
ベボウで調べてもあまりヒットしませんが、
ムロノキやネズミサシで調べれば、たくさんヒットします。
ベボウの木も実際に見てみたい木です。
(もう見ているかもしれませんが・・・・
見ているのに知らないから見えないかも)
カヤノキも蚊遣りに使われるそうです。
葉っぱを燻して使いました。
カヤノキの名前のいわれは、
「蚊遣りの木」からきたと言われています。
なるほどと思いました。
こういうことを知るのが無性に楽しい。
コメント