「子どもに語る 中国の昔話」
昨日(7月14日)、学級文庫に久々新しい本を1冊入れました。
「子どもに語る 中国の昔話」(こぐま社)
子どもに語る中国の昔話 松瀬 七織 こぐま社 2009-03 売り上げランキング : 301303 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
18の昔話がおさめられています。
日本にある昔話と類似したものがあり、その視点からも楽しめます。
七夕のお話はそっくりです。
猿蟹合戦のような話もあります。
違うところもあります。
日本では隣の爺さんが欲張りで、その欲張り故に失敗を重ねます。
中国のお話では、お兄さんが欲張りです。
「二郎が山をかついで太陽を追う」の出だしはお気に入りです。
昔むかし、おおむかし、空には太陽が十もありました。
そのため、あつくてたまらず、この世は一面の枯れ野原にとなりました。
鳥もけものもいなくなり、人間も死ぬ一歩手前といったありさまでした。
そこで、弓の名人、羿(げい)が、太陽に向かって矢を放ち、
つぎつぎに太陽を射落としました。
そして九つまで射落としたとき、
のこった一つの太陽は恐ろしくなり、
山奥にかくれてしまいました。(28p)
ぐぐっと話に引き込まれてしまう出だしです。
太陽が隠れてしまう話は、日本にもあります。
こぐま社の「子どもに語るシリーズ」は他にもたくさんありました。
https://www.kogumasha.co.jp/book/result.php?series_id=8
今度は「ロシアの昔話」を読んでみようかな。
久々に投稿。
コメント