イチョウの木の種子「ギンナン」/今日のナシ畑
6月20日。自然観察の下見のラスト投稿。
今度はイチョウ。
今の時期、イチョウには若い緑色の種子がついているらしい。
見たくなりました。
イチョウは裸子植物なので、実ではなく種子です。
これが9月にはギンナンとなって、異臭を放つわけです。
自然観察していた場所の近くの道路に、
街路樹としてずらっとイチョウの木が植えられています。
しかし、種子がついているイチョウの木が簡単には見つからず。
それでも2本見つけました。観察、観察・・・・
なかなか届くところには種子がありませんでしたが、
ジャンプして、無理やりもぎ取って、地面に置いて撮影。
種子は2つづつセットになっていました。
イチョウの種子はギンナンになります。
小学生の時に、校庭のイチョウの木の周りに落ちていたギンナン。
くさかった!
あれが初めてかいだギンナンのくさいにおいでした。
(しかし、最近あのくささをかいでいない?)
ギンナンも漢字で書くと「銀杏」
イチョウも漢字で書くと「銀杏」
やっかいな木です。不思議な木です。
雄株と雌株があり、雌株にギンナンができます。
少しイチョウを調べてみて、面白いことがわかりました。
ギンナンの生産量日本一は、
愛知県の、(旧)祖父江町。今の稲沢市祖父江町。
同じ県内です。
また行ってみたい場所が増えました。
このサイトが参考になりました。
http://www.aichi-c.ed.jp/contents/syakai/syakai/owari/owa202.htm
※愛知県の社会科の勉強にはこのサイトがいい。
家の近所の街路樹。
ここにもイチョウの木がたくさんあります。
しかし、ギンナンの生る雌株がありません。
なぜか?
次のサイトに参考になる文がありました。長い文を引用します。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/gymnospermae/ginkgoaceae/icyou/icyou2.htm
秋にはイチョウの果実は落下する。
果肉には糞臭に似た悪臭があり、かぶれる人もいる。
(中略)ぎんなんを採るためにせっせと果実を集める人もあるが、
概して都会ではこの悪臭によって嫌われている。
特に食べ物屋さんにとっては願い下げたい街路樹であろう。
イチョウは病害虫にかかりにくく、痩せ地でも良く耐えて成長し、
剪定にも耐えるので街路樹に適した樹種である。
雌雄異株であるので、雄株だけを植えることが出来れば、解決するわけであるが、
種を蒔いたのでは雌雄がわかるまで十数年もかかってしまう。
このような問題点を解決するために、最近街路樹として植栽されているイチョウは、
すべて不明株に雄の木を接木したものである。
そうか、最近ギンナンのくさいにおいをかいでいない理由がわかってきました。
イチョウはたくさん見かけますが、雄株が多いのです。
4年2組の子どもたちは、どれくらいギンナンのにおいをかいでいるだろうか。
今回見つけた雌株の成長を観察し、
9月には、あのくさいにおいをかぐ。
そんな体験をさせたい。
そして自然観察のメイン「ナシ」
今日のナシ畑はこんな様子。
袋につつまれて実が見れないのがたいへん残念です。
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