消防指令センター訪問その2/1件の通報の重み
2月15日訪問。
119番通報はいったいどれくらいあるのか。
この疑問にさっそく答えてもらいました。
平成19年の記録
豊橋市からこの指令センターにあった119番通報は20325件。
豊川市からは8265件。合わせて28590件。
1日平均は約78件。
平成20年になって新城管内も加わったため、さらに増えていると予想されます。
これらの通報を司令台6台で受けます。
つまり一度に6件の通報を受けることができるわけです。
(さらに通報が多い時は臨時に5台受信台がふえるそうです)
上の写真が、指令センター。
数が多いと思いますが、その1件が重いことを感じる体験をしました。
見学中に1件119番通報がありました。
係の人が受けます。
「火事ですか、救急ですか」
「救急」「どうされました」
「自殺をはかった」
どうやら家族で自殺を図った人がいて、通報してきた模様。
なぜ自殺と判断したか?
薬をどれくらい飲んだのか?
など聞いていました。
その間に救急車が出動したことが、モニター上で赤の点灯で示されました。
速い!通報を受けてからものの数分だったと思います。
家族と話しながら、救急車への指示も出していたのです。
係の人はさらに相手と話していました。
自殺を図った家族の様子を聞き、アドバイスをしていたと思います。
私は係の人の後ろでその応対を見ていましたが、
その緊張感で心臓がどきどきしてしまいました。
途中で席をはずしてしまいました。
人の生死にかかわる重大な電話でした。1件の通報が重い。
このような通報を、
24時間3交代で受ける人たちの仕事はとても大変だと思いました。
自殺を図った人の命が救われていればと願います。(つづく)
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