映画「ミラーを拭く男」(2003年)
2日前の投稿で書いた映画。
主人公の名前が皆川勤。
定年間近で交通事故。
休んだことのない会社も休む。
皆川勤の「川」を抜けば、皆勤!
まじめさを表現した名前でした。
主人公を昨年亡くなった緒方拳さんが、ほとんどしゃべらない演技で通しました。
ぼそっとしゃべってくれるとホッとするくらいしゃべらない。
主人公に声で主張させないことで、
なぜミラーを磨くのかを見る人に判断させるための監督の作戦のようです。
交通事故を起こしてうつ状態になった主人公が、
カーブミラーを磨くことに没頭します。
どこか逃避的な動機とも感じられますが、
でも主人公はミラーを磨くことで安定するのでしょう。
周りの人に構わず、あれもこれもやるのでなく、
ミラーにこだわった生き方は素敵だと思います。
周りの人の反応を気にして本当にやりたいことをやらず、
あれもこれも手を出して自分らしさを消してしまう。
自分の生き方はそういうところがあったと思います。
そろそろこういう生き方をしてみたら、
いい年になってきたのだからと諭されているような気持ちになりました。
主人公の周りには応援団ができます。
間違った生き方ではない証拠でしょう。
いいお話ですね。見たくなりました。
「周りの人の反応を気にして本当にやりたいことをやらず、あれもこれも手を出して自分らしさを消してしまう。
自分の生き方はそういうところがあったと思います。そろそろこういう生き方をしてみたら、いい年になってきたのだからと諭されているような気持ちになりました」
まったく自分もこの部分、同感します。
投稿: ムッシュ | 2009年1月 8日 (木) 05:26
ムッシュさん、コメントをありがとうございます。映画、良かったです。ただ、DVD化されていない映画と聞きます。画像はあまりよくありませんが、自分が録画したDVDでよければ送ります。どうしましょう?
投稿: いっぱい道草 | 2009年1月 8日 (木) 06:16