「味をしめる」というのはきっとこういうこと
「味をしめる」を辞典で調べると、
「一度経験したことのうまみや面白みを忘れない」とありました。
教室の水槽の一つで、子どもたちが川でつかまえてきたヨシノボリを飼っています。
15匹ほどいます。
エサは何だろうと、いろいろ与えました。
「川魚のエサ」という緑の顆粒を与えたり、
「乾燥赤虫」「メダカのエサ」など与えましたが、食いつき悪し。
それじゃあと、「冷凍赤虫」を与えました。
しかしこれまた食いつき悪し。
それでもしばらく見ていると、好奇心の旺盛な?ヨシノボリが赤虫を食べ始めていました。
むむ、これがいいのかなと少しいい感触。
驚きは翌日です。
「冷凍赤虫」を水槽に入れたとたんに、
水槽内のヨシノボリが反応しました。
あちこちから赤虫の塊に向かってやってくるではありませんか。
赤虫の塊に口を突っ込み食べ始めました。
見ていて気持ちがいいくらいの食べっぷり。
これはきっと前日に赤虫を食べた時に「おいしい」と覚えたのでしょう。
「味をしめる」というのはきっとこういうことなんだろうなと思えた体験でした。
コメント