アケビに似たムベの本物を見たい
昨日、アケビのことを書きました。
教頭先生から、アケビに似ているムベというのを教えてもらいました。
たとえば次のサイトに載っています。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/lardizabalaceae/mube/mube.htm
アケビ科の植物で、アケビと違うのは、
アケビのように熟しても割れないこと。
ムベ・・・「むべなるかな」という言葉が浮かびました。
意味は「いかにももっともなことであるなあ」
「うべなるかな」と同じだそうです。
あまり使わない言葉ですが、記憶にはちゃんとありました。
この言葉と、ムベは関係があるのか?
調べてみたところ、次のようなサイトに面白いことが書いてありました。
参考までに引用します。
http://www.yonemura.co.jp/main/engei/mame/005/005l.htm
昔、天智天皇が近江八幡市の方へ行幸されたとき、老夫婦に長寿の秘訣を尋ねたところ、この地で秋に採れるこの果実を食するからだと答えたそうです。それに対して天智天皇が「むべなるかな」と云われたのが始まりとされています。「ムベ」が先なのか、「むべなるかな」が先で「ムベ」になったのか、私にはよく分かりませんが、いずれにしても、植物の「ムベ」がこの故事に関係しているのは確かなようです。この近江八幡市では、かなり最近まで、「ムベ」を皇室に献上していたようです。
関係があった!
ムベ・・・もう一つ浮かぶのが、百人一首の一首。
「吹くからに 秋の草木の しほるれば むべ山風を 嵐といふらむ」
(吹くとすぐに秋の草木をしおらせるから、なるほどそれで山風のことを荒々しい風、嵐というのであろう)
この「むべ」は、「なるほど」という意味。
これからこの句を読むたびに、
ムベを思い浮かべることになりそう。
次の願いは、本物のムベを見ること。
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