ツマグロヒョウモンが出した赤い血の秘密その1
珍しく3年1組の女の子の日記をここに載せます。
全てはこの日記から始まりました。
7月7日。今日学校に行く時、げんかんでツマグロヒョウモンのさなぎを見たら、
せい虫になっていました。
にがしてあげようと思ってさわったら、血をピュッ!と出しました。
赤かったのでそのことを先生に言ったら、
「緑じゃないの?」と言われました。でも本当に赤でした。
お母さんは、私の血だと思っておどろいていました。
写しんをとっておかなかったのがくやしいです。
この日記にでてくる「先生」は私のこと。
昆虫の血は赤くない。緑色だという先入観で話をしていました。
もしかしたら昆虫の血は赤いことがあるのか?
この日記を読んだ後に調べて、さらに理科の先生にたずねたりしました。
・昆虫は人間のように血管がなく、体の中を血液・リンパ液・組織液が混ざった「血リンパ」なる物質がにじみ流れている感じ。
・そして「血リンパ」は透明、または黄色や緑色をしているのが普通。
・人間の血が赤いのは、酸素を運搬するヘモグロビンが含まれていて、これが赤色をしているためである。
・昆虫は、人間の血管のように気管が全身に張りめぐらされている。その気管が酸素を体に供給するため、ヘモグロビンのような酸素を運ぶ物質は血リンパには含まれていない。
やはり昆虫の血は赤くない。それじゃあ、なぜツマグロヒョウモンは赤い血を出したのか。
子どもの見間違いか?
でも調べたらわかりました!
この日記のおかげで新しいことを知りました。次の投稿で。
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