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2008年7月 2日 (水)

ミカン農家にインタビュー

5月14日に撮影したミカン畑での写真です。

学校から北へ、車で3分ほどの場所にあるミカン畑です。

花が咲いていて、いい香りがしていました。

花が散った後には、みかんの小さな実ができていました。P5160006 P5160009_2

    

     

     

6月30日、同じミカン畑での撮影です。

実がだいぶ大きくなっていました。P6300028

    

    

    

このミカン畑の持ち主の男性にインタビューに行ってきました。

戦後に渥美から入植した開拓者でした。

現在84歳。19歳で入隊して、中国に出兵した経歴のある方でした。

以前にもこのブログに書きましたが、

学校の北、本宮山山麓の地はほとんど作物がつくられていない原野でした。

戦後、政府の働きかけで開拓が行われ、多くの畑がつくられました。

今回話を聞いた方の土地も、もともとは山であったものを削って畑を作ったそうです。

赤土で畑に不向きであったため、苦労したそうです。

家も粗末で、杉皮の屋根だったそうです。

杉皮は乾くと縮み、すきまができるために、急な雨が降ると雨漏りがひどかったようです。

しばらく雨にぬれると杉皮のすきまがなくなり、雨漏りは減るそうです。

今はそんな開拓の歴史の面影はあまり土地には残っていません。

しかし、こうやって調べてまわって、子どもたちに地元の歴史を伝えたいと思います。

   

ミカンの栽培で大事なのは消毒だそうです。

さまざまな虫がついたり、病気が出るため、タイミングの良い消毒が必要だそうです。

10月~11月に出荷です。

「その頃、また来いや。食べさせてあげる」

と言ってくれました。

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