ミカン農家にインタビュー
5月14日に撮影したミカン畑での写真です。
学校から北へ、車で3分ほどの場所にあるミカン畑です。
花が咲いていて、いい香りがしていました。
6月30日、同じミカン畑での撮影です。
このミカン畑の持ち主の男性にインタビューに行ってきました。
戦後に渥美から入植した開拓者でした。
現在84歳。19歳で入隊して、中国に出兵した経歴のある方でした。
以前にもこのブログに書きましたが、
学校の北、本宮山山麓の地はほとんど作物がつくられていない原野でした。
戦後、政府の働きかけで開拓が行われ、多くの畑がつくられました。
今回話を聞いた方の土地も、もともとは山であったものを削って畑を作ったそうです。
赤土で畑に不向きであったため、苦労したそうです。
家も粗末で、杉皮の屋根だったそうです。
杉皮は乾くと縮み、すきまができるために、急な雨が降ると雨漏りがひどかったようです。
しばらく雨にぬれると杉皮のすきまがなくなり、雨漏りは減るそうです。
今はそんな開拓の歴史の面影はあまり土地には残っていません。
しかし、こうやって調べてまわって、子どもたちに地元の歴史を伝えたいと思います。
ミカンの栽培で大事なのは消毒だそうです。
さまざまな虫がついたり、病気が出るため、タイミングの良い消毒が必要だそうです。
10月~11月に出荷です。
「その頃、また来いや。食べさせてあげる」
と言ってくれました。
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