冬休みに読んだ鬼が出てくる本その3
「浜田広介童話集/泣いた赤おに」(世界文化社)
さだまさしさんの朗読CDつきの「浜田廣介童話選集」を本屋に注文しましたが、まだ届きません。
待ちきれずに、隣町の図書館でこの本を借りてきて、
浜田廣介さんの童話を10話読んでみました。
そのうちの一つが「泣いた赤鬼」久々に読みました。
やはりこれは名作です。この話、私は以前は民話だと思っていました。
浜田廣介さんの創作だったんですね。それがまず驚きでした。
ラストの場面、青鬼のおかげで人間と仲良くなれた赤鬼が、青鬼の家に行きます。
ところが青鬼は旅に出ていて、家には赤鬼に宛てた張り紙が。この張り紙の中身が涙を誘います。
心に残るロングセラー名作10話 浜田広介童話集 (心に残るロングセラー) |
富山県のN先生が、この「泣いた赤鬼」の劇を指導されました。
その映像を見たことがあります。全員が始めから最後までステージにいて、
歌あり劇あり群読ありの素晴らしい劇でした。
こういうのを「シュプレヒコール劇(よびかけ劇)」というそうです。
N先生に劇のベースになった本を教えてもらいました。
「シュプレヒコール脚本集」(玉川学園小学部編/玉川大学出版部)
この本の表紙写真が、この「シュプレヒコール劇」の特徴を表していると思います。
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昨年11月に、私の学校の5年生の先生が、「泣いた赤鬼」の劇に挑戦しました。
私もいつかやってみたい劇です。
以上で「冬休みに読んだ鬼が出てくる本」シリーズを終了。ここまで読んでくれてありがとうございます。
次は「冬休みに読んだ時代小説」を書こうかな。
浜田廣介(1892~1973)は山形県出身ですが、時代小説作家の藤沢周平(1927~1997)もそうでした。2人は出会っているのでしょうか。文学について話をされたのかな。
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