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2025年1月 8日 (水)

凹面鏡を使った実験① ソーラーライターを使って紙を燃やす

   

今日は令和7年1月8日。

  

私の教室は、南に面する3階校舎の3階の東の端。

したがって、午前中は、冬の低い太陽からの光が、

あふれるように入ってきます。

このあふれる太陽光を使って始めたのが、

凹面鏡を使って集光して、紙を燃やす実験。

12月は、登山で使ったガスボンベの底の凹面鏡を使いました。

Img_8733_3

これで集光はできるのですが、紙に光をぐっと絞るのは、

なかなか難しかったです。

私が紙から煙を出して穴を開けるのを見せることができましたが、

子どもが自分で紙から煙を出すところまでやるのは、不可能でした。

  

冬休みに調べて、同じ直径くらいの凹面鏡があることがわかりました。

その形状から、タバコの火を着火するために生まれたような、

ソーラーライターというもの。

2個購入。3学期に備えました。

  

今日が3学期初授業。

Img_8875

この写真のように、中央に棒がセットできて、

いかにもタバコをはめるところがあります。

そこにティッシュを詰めて、太陽にかざしてみました。

  

集光してティッシュに強い明かりが当たるのですが、

煙は出ませんでした。

次にやったのが、中央の棒を取って、黒い紙に集光させて、

燃やす実験。

さすがソーラーライターの名の通り、すぐに黒い紙から煙が出て、

穴を開けることができました。

太陽光を集光して、光をグッと絞ることが容易でした。

子どもたちもできました。

  

教室に入ってくる太陽光を、有意義に使うことができました。

  

ソーラーライターは10㌢ほどの直径の鏡ですが、

もっと大きな直径の凹面鏡があることがわかりました。

その名はソーラークッカー。

直径が1m半前後。このサイズで太陽光を集光したら、

もっと太陽の威力を示すことができるなと考えました。

  

調べると、1万円のものがありました。

しかし、商品を買った人のコメントを見ると、

説明書が全て中国語でわからなかったこと、

道具が不足したり、形が違っていたことなどが書かれていて、

ちょっと買えないなあと思いました。

そうなると、値段は1万円以上になります。

2万、3万、4万・・・と高いものはきっといいのだろうと思いますが、

授業の教材として買うのには、辛いです。

  

長野県の佐久市の業者が作っているソーラークッカーは

とても良さそうです。

工房あまね 国産ソーラークッカー

Img_0022

「ソーラークッカーおやぴか」を買えば、

文句なしです。

では値段は?

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299000円。

無理だあ。

  

凹面鏡を使った実験はまだやりました。

それは次の記事で書きます。  

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