凹面鏡を使った実験① ソーラーライターを使って紙を燃やす
今日は令和7年1月8日。
私の教室は、南に面する3階校舎の3階の東の端。
したがって、午前中は、冬の低い太陽からの光が、
あふれるように入ってきます。
このあふれる太陽光を使って始めたのが、
凹面鏡を使って集光して、紙を燃やす実験。
12月は、登山で使ったガスボンベの底の凹面鏡を使いました。
これで集光はできるのですが、紙に光をぐっと絞るのは、
なかなか難しかったです。
私が紙から煙を出して穴を開けるのを見せることができましたが、
子どもが自分で紙から煙を出すところまでやるのは、不可能でした。
冬休みに調べて、同じ直径くらいの凹面鏡があることがわかりました。
その形状から、タバコの火を着火するために生まれたような、
ソーラーライターというもの。
2個購入。3学期に備えました。
今日が3学期初授業。
この写真のように、中央に棒がセットできて、
いかにもタバコをはめるところがあります。
そこにティッシュを詰めて、太陽にかざしてみました。
集光してティッシュに強い明かりが当たるのですが、
煙は出ませんでした。
次にやったのが、中央の棒を取って、黒い紙に集光させて、
燃やす実験。
さすがソーラーライターの名の通り、すぐに黒い紙から煙が出て、
穴を開けることができました。
太陽光を集光して、光をグッと絞ることが容易でした。
子どもたちもできました。
教室に入ってくる太陽光を、有意義に使うことができました。
ソーラーライターは10㌢ほどの直径の鏡ですが、
もっと大きな直径の凹面鏡があることがわかりました。
その名はソーラークッカー。
直径が1m半前後。このサイズで太陽光を集光したら、
もっと太陽の威力を示すことができるなと考えました。
調べると、1万円のものがありました。
しかし、商品を買った人のコメントを見ると、
説明書が全て中国語でわからなかったこと、
道具が不足したり、形が違っていたことなどが書かれていて、
ちょっと買えないなあと思いました。
そうなると、値段は1万円以上になります。
2万、3万、4万・・・と高いものはきっといいのだろうと思いますが、
授業の教材として買うのには、辛いです。
長野県の佐久市の業者が作っているソーラークッカーは
とても良さそうです。
「ソーラークッカーおやぴか」を買えば、
文句なしです。
では値段は?
299000円。
無理だあ。
凹面鏡を使った実験はまだやりました。
それは次の記事で書きます。
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